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14算数中学受験

大手前高松中2015(前期)大問1|計算・約数・面積・速さの基本10問

大手前高松中2015年度(前期)の算数大問1を解説。四則計算・分数・小数の計算から、最大公約数・ひし形の面積・速さの単位換算まで、確実に得点したい基本10問を一つずつ丁寧に解説します。計算をらくにする工夫や逆算の考え方も紹介。高松市の学習塾クローネ学園が中学受験の基礎を支えます。

この問題について

大手前高松中2015年度(前期)の大問1は,算数の土台となる基本問題が10問並ぶ,計算・一行問題のセットです。前半 (1)〜(7) は四則計算・分数・小数・逆算(穴あき計算),後半 (8)〜(10) は最大公約数・ひし形の面積・速さの単位換算という,入試頻出の基本テーマからの出題です。

ここは「考える問題」ではなく「確実に取りきる問題」です。1問のミスがそのまま差につながるので,解き方を知っているだけでなく,速く正確に処理できるかが問われます。計算をらくにする工夫や,逆算のたどり方もあわせて見ていきましょう。


大手前高松中(2015・前期)大問 1

次の   にあてはまる数を入れなさい。

(1)25×32×4=25 \times 32 \times 4 =  

(2)(8+12÷3)×2=(8 + 12 \div 3) \times 2 =  

(3)25÷23=\displaystyle \frac{2}{5} \div \frac{2}{3} =  

(4)38÷35×45=\displaystyle \frac{3}{8} \div \frac{3}{5} \times \frac{4}{5} =  

(5)8×48×1.25=8 \times 48 \times 1.25 =  

(6)  ÷4.5=6.6\div\, 4.5 = 6.6

(7)42÷(842 \div (8 -   ×6)=12\times\, 6) = 12

(8)24 と 36 の最大公約数は   です。

(9)2つの対角線の長さが 16cm6cm であるひし形の面積は   cm² です。

(10)時速 30km は分速   m です。

難易度: ★☆☆☆☆  分野: 計算・約数・面積・速さ 目安時間: 12分


1 (1)

25×32×4=25 \times 32 \times 4 =  

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かけ算だけの式は,かける順番を入れかえてもよいので,10 や 100 などきりのよい数を先に作るのがコツです。25×4=10025 \times 4 = 100 に注目します。

25×32×4=(25×4)×32=100×32=3200\begin{aligned} 25 \times 32 \times 4 &= (25 \times 4) \times 32 \\[1em] &= 100 \times 32 = 3200 \end{aligned}

KRONE ポイント

4×25=1004 \times 25 = 1008×125=10008 \times 125 = 1000 は,計算をらくにする定番の組み合わせです。見た瞬間に使えるよう,覚えておきましょう。

(答)3200

1 (2)

(8+12÷3)×2=(8 + 12 \div 3) \times 2 =  

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カッコの中を先に計算します。×\times÷\div両隣の数字と塊を作るので,カッコの中の 12÷312 \div 3 がひとつの塊になります。だから ++ より先に 12÷312 \div 3 から計算します。

(8+12÷3)×2=(8+4)×2=12×2=24\begin{aligned} (8 + 12 \div 3) \times 2 &= (8 + 4) \times 2 \\[1em] &= 12 \times 2 = 24 \end{aligned}

(答)24

1 (3)

25÷23=\displaystyle \frac{2}{5} \div \frac{2}{3} =  

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分数のわり算は,わる数の分母と分子をひっくり返してかけ算にします。23\frac{2}{3} をひっくり返すと 32\frac{3}{2} です。

25÷23=25×32=2×35×2=35\begin{aligned} \frac{2}{5} \div \frac{2}{3} &= \frac{2}{5} \times \frac{3}{2} \\[1em] &= \frac{2 \times 3}{5 \times 2} = \frac{3}{5} \end{aligned}

(答)35\dfrac{3}{5}

1 (4)

38÷35×45=\displaystyle \frac{3}{8} \div \frac{3}{5} \times \frac{4}{5} =  

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わり算をかけ算に直してから,まとめて約分します。÷35\div \frac{3}{5}×53\times \frac{5}{3} に直します。

38÷35×45=38×53×45=3×5×48×3×5=48=12\begin{aligned} \frac{3}{8} \div \frac{3}{5} \times \frac{4}{5} &= \frac{3}{8} \times \frac{5}{3} \times \frac{4}{5} \\[1em] &= \frac{3 \times 5 \times 4}{8 \times 3 \times 5} = \frac{4}{8} = \frac{1}{2} \end{aligned}

(答)12\dfrac{1}{2}

1 (5)

8×48×1.25=8 \times 48 \times 1.25 =  

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(1)と同じく,かける順番を入れかえてきりのよい数を先に作ります。8×1.25=108 \times 1.25 = 10 がポイントです。

8×48×1.25=(8×1.25)×48=10×48=480\begin{aligned} 8 \times 48 \times 1.25 &= (8 \times 1.25) \times 48 \\[1em] &= 10 \times 48 = 480 \end{aligned}

(答)480

1 (6)

  ÷4.5=6.6\div\, 4.5 = 6.6

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□をわると6.6になる,という逆算です。わり算をもとに戻すのはかけ算なので,

=4.5×6.6=29.7\square = 4.5 \times 6.6 = 29.7

KRONE ポイント

「□÷○=△」なら「□=○×△」。わり算で消えたものを,かけ算で戻すイメージです。

(答)29.7

1 (7)

42÷(842 \div (8 -   ×6)=12\times\, 6) = 12

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何重にもなった逆算は,外側から一枚ずつ皮をむくように戻します。まず「42÷42 \div(カッコ)=12= 12」なので,カッコの中身は

8×6=42÷12=3.58 - \square \times 6 = 42 \div 12 = 3.5

つぎに「88 -(あるかたまり)=3.5= 3.5」なので,

×6=83.5=4.5\square \times 6 = 8 - 3.5 = 4.5

最後に「□×6=4.5\times 6 = 4.5」だから,

=4.5÷6=0.75\square = 4.5 \div 6 = 0.75

(答)0.75

1 (8)

24 と 36 の最大公約数は   です。

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最大公約数は,両方をわりきれるいちばん大きい数です。それぞれの約数を考えてもよいですが,2つを同時にわっていくと速く求められます(連除法)。このとき,)) を縦にそろえて書くのがポイントです。

224362121836923\begin{array}{r|rr} 2 & 24 & 36 \\ 2 & 12 & 18 \\ 3 & 6 & 9 \\ \hline & 2 & 3 \end{array}

左にならんだ 2×2×3=122 \times 2 \times 3 = 12 が最大公約数です。

(答)12

1 (9)

2つの対角線の長さが 16cm6cm であるひし形の面積は   cm² です。

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ひし形の面積は,対角線 × 対角線 ÷ 2 で求められます。

16×6÷2=96÷2=48 (cm2)16 \times 6 \div 2 = 96 \div 2 = 48 ~ (\text{cm}^2)

KRONE ポイント

ひし形の面積は「対角線×対角線÷2」。たての長さ・横の長さではなく,2本の対角線を使うのがポイントです。

(答)48 cm²

1 (10)

時速 30km は分速   m です。

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単位を2か所そろえます。まず km を m に直すと,時速30km は 1時間に 3000030000 m 進む速さです。つぎに 1時間 = 60分 で割ると分速になります。

30km=30000m30000÷60=500 (m)30 \text{km} = 30000 \text{m} \\[0.5em] 30000 \div 60 = 500 ~ (\text{m})

(答)分速 500 m


この問題から学ぶこと

大問1は「考える問題」ではなく「確実に取りきる問題」です。だからこそ,ただ解けるだけでなく,速く正確に処理できるかで差がつきます。

(1)や(5)のかけ算は,順番を入れかえて「25×4=10025 \times 4 = 100」「8×1.25=108 \times 1.25 = 10」のようなきりのよい数を先に作るだけで,暗算できるほどらくになります。(6)(7)の逆算は,計算の最後から一枚ずつ皮をむくように戻すのがコツです。後半の(8)最大公約数・(9)ひし形の面積・(10)速さの単位換算は,公式や手順を覚えていれば確実に取れる問題です。

こうした基本問題は,「知っているか」だけでなく「ミスなく速く処理できるか」が勝負です。日ごろから工夫して計算する習慣をつけておくと,本番でここを取りこぼしません。


クローネ学園での指導

クローネ学園では,計算問題を「ただ解く」のではなく,らくに正確に解く工夫まで指導します。「かけてきりのよい数になる組み合わせを探す」「逆算は外側から戻す」といった手の動かし方を,1問ずつ言葉にしながら身につけてもらいます。

基本問題を取りきる指導のポイント: 大問1のような基本問題は,差がつくのは知識ではなく処理の速さと正確さです。工夫して計算する・単位を最初にそろえる・逆算は一枚ずつ戻す——こうした「型」を反復で体にしみこませ,本番で確実に得点できる力に仕上げます。反復練習には,登録不要・無料で使えるクローネらぼもご活用ください。


計算・基本問題の解き方(まとめ)

大手前高松中2015年度(前期)の大問1は,計算と基本テーマの10問でした。解き方のポイントを整理します。

  • かけ算は順番を入れかえて きりのよい数を先に作る(25×4=100,8×1.25=10)
  • 四則の順序は カッコの中 → ×÷ → +−。(2)はカッコの中の÷を先に
  • 分数のわり算は ひっくり返してかけ算。まとめて約分するとらく((3)(4))
  • 逆算(穴あき)は 外側から一枚ずつ戻す。÷を戻すのは×((6)(7))
  • ひし形の面積は 対角線×対角線÷2((9)=48cm²)。速さは 単位を2か所そろえる((10)=分速500m)

基本問題は,知っているだけでなくミスなく速く処理できるかが勝負です。工夫して計算する習慣を,くり返し練習で自分のものにしましょう。


クローネ学園では,中学受験を目指す小学生の算数・国語の指導を行っています。 高松市で中学受験対策の学習塾をお探しの方は高松市の小学生向け学習塾もあわせてご覧ください。無料体験・お問い合わせはこちらからどうぞ。

本記事の文章・図版の著作権はクローネ学園に帰属します。無断転載・複製・二次利用を禁じます。(執筆:横田 耕祐)

Index

大問ごとの解説

FAQ

よくある質問

かけ算だけの計算を速く解くコツはありますか?

かける順番を入れかえてもよい性質を使い、きりのよい数を先に作るのがコツです。(1)の25×32×4なら、25×4=100を先に計算して100×32=3200とすれば暗算でできます。(5)の8×48×1.25も、8×1.25=10を先に作れば10×48=480と一瞬です。「かけてきりのよい数になる組み合わせ」を探す習慣がミスと時間を減らします。

□を求める逆算(穴あき計算)はどう解けばよいですか?

計算の最後から逆向きにたどります。(6)の□÷4.5=6.6なら、わり算をもとに戻すのでかけ算で□=4.5×6.6=29.7。(7)の42÷(8−□×6)=12のように何重にもなっている場合は、外側から順に『8−□×6=42÷12=3.5』→『□×6=8−3.5=4.5』→『□=4.5÷6=0.75』と一枚ずつ皮をむくように戻すと確実です。

時速を分速に直すにはどうすればよいですか?

単位を2か所そろえます。時速30kmは『1時間で30km進む』という意味なので、まずkmをmに直して30km=30000m、つぎに1時間=60分で割って30000÷60=分速500mです。距離はm・kmのどちらか、時間は時・分・秒のどれにそろえるかを最初に決めるのが、速さの単位換算でつまずかないコツです。

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