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22数学高校受験

香川県公立高校入試2023 問題2|円周角・三角柱の表面積と体積・正方形と円

香川県公立高校入試2023年度の数学問題2を解説。半円の直径と円周角を使った角度、三角柱の表面積から高さを逆算して求める線分と体積、正方形と垂線・円がからむ線分の長さまで、3つの小問を図と手順つきで丁寧に解説します。高松市の学習塾クローネ学園が高校受験の数学を支えます。

この問題について

香川県公立高校入試 2023 年度の問題 2 は,図形をテーマにした 3 つの小問です。円周角,三角柱(空間図形),正方形と円という,出題の中心になる分野がそろって顔を出します。

一つひとつは有名な定理を使う標準問題ですが,「どの定理を,どの順番で使うか」を組み立てる力が問われます。この記事では次のことを解説します。

  • 直径に対する円周角と,円周角の定理を使った角度の求め方
  • 三角柱の表面積から柱の長さを逆算し,線分の長さと体積を求める考え方
  • 正方形・垂線・円が組み合わさった線分の長さの求め方

香川県公立高校入試(2023)問題 2

    次の(1)〜(3)の問いに答えなさい。

  • (1)図のような,線分 AB を直径とする円 O があり,円周上に 2 点 A,B と異なる点 C をとる。線分 AB 上に,2 点 A,B と異なる点 D をとる。2 点 C,D を通る直線と円 O との交点のうち,点 C と異なる点を E とする。点 A と点 C,点 B と点 E をそれぞれ結ぶ。 BCE=35\angle \text{BCE} = 35^\circADC=60\angle \text{ADC} = 60^\circ であるとき,BEC\angle \text{BEC} の大きさは何度か。

    高松市の学習塾クローネ学園 香川県公立高校入試2023問題2 線分ABを直径とする円Oと点C・D・Eを示した図
  • (2)図のような三角柱がある。辺 DE 上に 2 点 D,E と異なる点 G をとり,点 G を通り,辺 EF に平行な直線と,辺 DF との交点を H とする。 AB=12cm\text{AB} = 12\,\text{cm}BC=5cm\text{BC} = 5\,\text{cm}DG=9cm\text{DG} = 9\,\text{cm}DEF=90\angle \text{DEF} = 90^\circ で,この三角柱の表面積が 240cm2240\,\text{cm}^2 であるとき,次のア,イの問いに答えよ。

    高松市の学習塾クローネ学園 香川県公立高校入試2023問題2 直角三角形を底面とする三角柱と点G・Hを示した図
    • ア 線分 GH の長さは何 cm か。
    • イ この三角柱の体積は何 cm³ か。
  • (3)図のような,正方形 ABCD がある。辺 CD 上に,2 点 C,D と異なる点 E をとり,点 A と点 E を結ぶ。点 D から線分 AE に垂線をひき,その交点を F とし,直線 DF と辺 BC との交点を G とする。点 A を中心として,半径 AB の円をかき,線分 DG との交点のうち,点 D と異なる点を H とする。 AB=5cm\text{AB} = 5\,\text{cm}DE=2cm\text{DE} = 2\,\text{cm} であるとき,線分 GH の長さは何 cm か。

    高松市の学習塾クローネ学園 香川県公立高校入試2023問題2 正方形ABCDと点E・F・G・Hおよび点Aを中心とする円を示した図

難易度: ★★★☆☆  分野: 図形(円周角・空間図形・平面図形) 目安時間: 15分


問題 2 (1)

図のような,線分 AB を直径とする円 O があり,円周上に 2 点 A,B と異なる点 C をとる。線分 AB 上に,2 点 A,B と異なる点 D をとる。2 点 C,D を通る直線と円 O との交点のうち,点 C と異なる点を E とする。点 A と点 C,点 B と点 E をそれぞれ結ぶ。BCE=35\angle \text{BCE} = 35^\circADC=60\angle \text{ADC} = 60^\circ であるとき,BEC\angle \text{BEC} の大きさは何度か。

高松市の学習塾クローネ学園 香川県公立高校入試2023問題2 線分ABを直径とする円Oと点C・D・Eを示した図
答え・解説を見る
高松市の学習塾クローネ学園 香川県公立高校入試2023問題2(1) 直径に対する円周角90°と対頂角60°・同じ弧の35°から角を追う解説図

まず,求めたい BEC\angle \text{BEC} を,別の場所の角に置きかえられないかを考えます。

BEC\angle \text{BEC}BAC\angle \text{BAC} は,どちらも弧 BC に対する円周角です。同じ弧に対する円周角は等しいので,

BEC=BAC\angle \text{BEC} = \angle \text{BAC}

となります。つまり,BAC\angle \text{BAC} を求めれば答えが出ます。

次に,AB が直径であることに注目します。直径に対する円周角は 9090^\circ なので,

ACB=90\angle \text{ACB} = 90^\circ

これで,三角形 ACD のなかで角を追いかけられます。ACB=90\angle \text{ACB} = 90^\circ を,AB 上の点 D で 2 つに分けて考えます。

ACB=ACD+DCB=90\angle \text{ACB} = \angle \text{ACD} + \angle \text{DCB} = 90^\circ

ここで DCB\angle \text{DCB}BCE\angle \text{BCE} のことなので 3535^\circ。よって,

ACD=9035=55\angle \text{ACD} = 90^\circ - 35^\circ = 55^\circ

三角形 ACD に注目すると,ADC=60\angle \text{ADC} = 60^\circACD=55\angle \text{ACD} = 55^\circ がわかっているので,残りの CAD\angle \text{CAD}(=BAC\angle \text{BAC})が求まります。

BAC=1806055=65\angle \text{BAC} = 180^\circ - 60^\circ - 55^\circ = 65^\circ

はじめに置きかえた BEC=BAC\angle \text{BEC} = \angle \text{BAC} より,

BEC=65\angle \text{BEC} = 65^\circ

(答)6565^\circ

KRONE ポイント

円周上の点で角度を求めるときは,まず円周角の定理の出番だと思い浮かべます。求めたい角を「同じ弧の円周角」に置きかえられないかを探すのが第一歩です。この問題も,BEC\angle \text{BEC} をいきなり求めようとすると手がかりが足りませんが,弧 BC を通して BAC\angle \text{BAC} に移せば,あとは「直径を見たら 9090^\circ」と三角形の内角の和だけで解けます。円周角の定理と直径の 9090^\circ は,円の角度問題でまず取り出す 2 つの道具です。

問題 2 (2)

図のような三角柱がある。辺 DE 上に 2 点 D,E と異なる点 G をとり,点 G を通り,辺 EF に平行な直線と,辺 DF との交点を H とする。AB=12cm\text{AB} = 12\,\text{cm}BC=5cm\text{BC} = 5\,\text{cm}DG=9cm\text{DG} = 9\,\text{cm}DEF=90\angle \text{DEF} = 90^\circ で,この三角柱の表面積が 240cm2240\,\text{cm}^2 であるとき,次のア,イの問いに答えよ。

高松市の学習塾クローネ学園 香川県公立高校入試2023問題2 直角三角形を底面とする三角柱と点G・Hを示した図
  • ア 線分 GH の長さは何 cm か。
  • イ この三角柱の体積は何 cm³ か。
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この三角柱は,2 つの合同な三角形 ABC と DEF を底面(向かい合う面)とし,それらを AD,BE,CF の 3 本の辺でつないだ形です。まず底面の三角形の形をはっきりさせます。

DEF=90\angle \text{DEF} = 90^\circ で,DEF は ABC と合同なので,対応する ABC\angle \text{ABC}9090^\circ。つまり底面は,B\angle \text{B} が直角で,そこをはさむ 2 辺が AB=12cm\text{AB} = 12\,\text{cm}BC=5cm\text{BC} = 5\,\text{cm} の直角三角形です。斜辺 AC は三平方の定理で,

AC=122+52=169=13 (cm)\text{AC} = \sqrt{12^2 + 5^2} = \sqrt{169} = 13 \ (\text{cm})

ア 線分 GH の長さ

GH は,点 G を通り辺 EF に平行にひいた線が辺 DF と交わってできる線分です。GH と EF が平行なので,三角形 DGH と三角形 DEF は相似になります。

対応する辺の比を考えます。DE は底面の三角形の辺で,ABC と合同なことから DE=AB=12cm\text{DE} = \text{AB} = 12\,\text{cm},EF は BC=5cm\text{BC} = 5\,\text{cm} にあたります。DG=9cm\text{DG} = 9\,\text{cm} なので,相似比は

DG:DE=9:12=3:4\text{DG} : \text{DE} = 9 : 12 = 3 : 4

したがって GH は EF の 34\dfrac{3}{4} です。

高松市の学習塾クローネ学園 香川県公立高校入試2023問題2 三角柱の側面で三角形DGHと三角形DEFが相似になることを示した図
GH=5×34=154=3.75 (cm)\text{GH} = 5 \times \frac{3}{4} = \frac{15}{4} = 3.75 \ (\text{cm})

(答)3.75cm3.75\,\text{cm}

イ 三角柱の体積

体積は「底面積 × 高さ」ですが,この三角柱の「高さ」にあたるのは,底面 ABC と底面 DEF をつなぐ辺の長さ(= AD=BE=CF)です。これがまだわかっていないので,xcmx\,\text{cm} とおき,表面積の条件から求めます。

表面積は,底面の三角形 2 つ分と,側面の長方形 3 つ分の合計です。底面の直角三角形の面積は,

12×12×5=30 (cm2)\frac{1}{2} \times 12 \times 5 = 30 \ (\text{cm}^2)

側面 3 つは,底面の三角形の 3 辺(1212551313)を横の長さ,xx をたての長さとする長方形です。3 つ分をまとめると,底面の周の長さ ×x\times\, x で計算できます。

(12+5+13)×x=30x (cm2)(12 + 5 + 13) \times x = 30x \ (\text{cm}^2)
高松市の学習塾クローネ学園 香川県公立高校入試2023問題2 三角柱の表面積を底面の三角形2つと側面の長方形に分けた図

これらの合計が表面積 240cm2240\,\text{cm}^2 に等しいので,方程式を立てます。

30×2+30x=24060+30x=24030x=180x=6\begin{aligned} 30 \times 2 + 30x &= 240 \\[.4em] 60 + 30x &= 240 \\[.4em] 30x &= 180 \\[.4em] x &= 6 \end{aligned}

柱の長さは 6cm6\,\text{cm} とわかりました。体積は底面積 30cm230\,\text{cm}^2 に,この長さをかけます。

30×6=180 (cm3)30 \times 6 = 180 \ (\text{cm}^3)

(答)180cm3180\,\text{cm}^3

KRONE ポイント

柱体の表面積は,展開図を思い浮かべるのがいちばんの近道です。三角柱を開くと,底面の三角形 2 つと,側面がひとつながりの大きな長方形になります。側面の長方形は「たての長さ = 柱の長さ」「横の長さ = 底面の周の長さ」なので,1 面ずつたすより周の長さ × 柱の長さでまとめるほうが速く,ミスも減ります。わからない長さを文字で置き,展開図の面積を式にして方程式にするのが型です。

問題 2 (3)

図のような,正方形 ABCD がある。辺 CD 上に,2 点 C,D と異なる点 E をとり,点 A と点 E を結ぶ。点 D から線分 AE に垂線をひき,その交点を F とし,直線 DF と辺 BC との交点を G とする。点 A を中心として,半径 AB の円をかき,線分 DG との交点のうち,点 D と異なる点を H とする。AB=5cm\text{AB} = 5\,\text{cm}DE=2cm\text{DE} = 2\,\text{cm} であるとき,線分 GH の長さは何 cm か。

高松市の学習塾クローネ学園 香川県公立高校入試2023問題2 正方形ABCDと点E・F・G・Hおよび点Aを中心とする円を示した図
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GH は,線分 DG から DH を除いた残りの部分です。そこで DGDH を別々に求め,最後に引き算をする,という方針で進めます。

まず DG を求める

DG は D から G までの線分で,G は辺 BC 上の点です。DG の長さを出すには,G が辺 BC のどこにあるか,つまり CG の長さがわかれば,直角三角形 DCG で三平方の定理が使えます。

そこで,三角形 ADE と三角形 DCG に注目します。この 2 つが合同であることを示します。

まず,AD と DC は正方形の辺なので AD=DC=5cm\text{AD} = \text{DC} = 5\,\text{cm}。 また ADE\angle \text{ADE}DCG\angle \text{DCG} は,どちらも正方形の角なので 9090^\circ で等しい。

もう 1 組の角を,垂線の条件から出します。DF は AE に垂直なので,三角形 ADF は直角三角形で,

DAF+ADF=90\angle \text{DAF} + \angle \text{ADF} = 90^\circ

一方,ADC=90\angle \text{ADC} = 90^\circ を点 F の側で 2 つに分けると,

ADF+FDC=90\angle \text{ADF} + \angle \text{FDC} = 90^\circ

この 2 つの式を見比べると,どちらも「ADF\angle \text{ADF} を足して 9090^\circ」になっています。したがって,

DAF=FDC\angle \text{DAF} = \angle \text{FDC}

DAF\angle \text{DAF}DAE\angle \text{DAE}FDC\angle \text{FDC}GDC\angle \text{GDC} のことなので,DAE=GDC\angle \text{DAE} = \angle \text{GDC} です。

これで,三角形 ADE と三角形 DCG は,1 組の辺(AD=DC\text{AD} = \text{DC})とその両端の角がそれぞれ等しいので合同です。対応する辺 DE と CG が等しく,

CG=DE=2 (cm)\text{CG} = \text{DE} = 2 \ (\text{cm})

直角三角形 DCG で三平方の定理を使うと,

DG=DC2+CG2=52+22=29 (cm)\text{DG} = \sqrt{\text{DC}^2 + \text{CG}^2} = \sqrt{5^2 + 2^2} = \sqrt{29} \ (\text{cm})
高松市の学習塾クローネ学園 香川県公立高校入試2023問題2(3) 三角形ADEと三角形DCGが合同でCG=2cm・DG=√29cmとわかる解説図

次に DH を求める

H は,点 A を中心とする半径 5cm5\,\text{cm} の円が,直線 DG と交わってできる点です。DH は,この円の弦の一部と見ることができます。

ここで,円の中心 A から弦 DH(=直線 DG)におろした垂線を考えます。すると,その垂線の足がちょうど点 F になります。なぜなら,F は AE 上にあり,DF は AE に垂直なので,AF と DG(直線 DF)は F で垂直に交わるからです。

円の中心からひいた弦への垂線は,その弦を二等分します。よって F は DH の中点で,

DH=2×DF\text{DH} = 2 \times \text{DF}
高松市の学習塾クローネ学園 香川県公立高校入試2023問題2(3) 点Aを中心とする円の弦DHで垂線の足Fが中点になりDH=2DFとわかる解説図

DF は,直角三角形 ADE の斜辺 AE に,頂点 D からおろした垂線(高さ)です。直角三角形 ADE で AD=5\text{AD} = 5DE=2\text{DE} = 2 なので,斜辺は

AE=52+22=29 (cm)\text{AE} = \sqrt{5^2 + 2^2} = \sqrt{29} \ (\text{cm})

三角形 ADE の面積を 2 通りに表して DF を求めます。

12×AD×DE=12×AE×DF\frac{1}{2} \times \text{AD} \times \text{DE} = \frac{1}{2} \times \text{AE} \times \text{DF}12×5×2=12×29×DF\frac{1}{2} \times 5 \times 2 = \frac{1}{2} \times \sqrt{29} \times \text{DF}

これを解くと,

DF=1029\text{DF} = \frac{10}{\sqrt{29}}

したがって,

DH=2×1029=2029\text{DH} = 2 \times \frac{10}{\sqrt{29}} = \frac{20}{\sqrt{29}}

最後に GH を求める

GH は DG から DH を引いた長さです。DG は 29=2929\sqrt{29} = \dfrac{29}{\sqrt{29}} と直しておくと,引き算がそろってできます。

GH=DGDH=29292029=929=92929\begin{aligned} \text{GH} &= \text{DG} - \text{DH} \\[.4em] &= \frac{29}{\sqrt{29}} - \frac{20}{\sqrt{29}} \\[.4em] &= \frac{9}{\sqrt{29}} \\[.4em] &= \frac{9\sqrt{29}}{29} \end{aligned}

(答)92929cm\displaystyle \frac{9\sqrt{29}}{29}\,\text{cm}

KRONE ポイント

図の中に直角に交わる 2 直線(直角クロス)を見つけたら,まず合同や相似になる三角形を探すのがクローネの型です。この問題では,DF が AE に垂直という直角クロスから DAE=GDC\angle \text{DAE} = \angle \text{GDC} が導け,ADEDCG\triangle \text{ADE} \equiv \triangle \text{DCG} が見えて CG=2 が決まります。さらに同じ直角クロスは「AF が DG に垂直」とも読みかえられ,円の中心から弦への垂線が弦を二等分する性質につながって,DH=2DF\text{DH} = 2\,\text{DF} が出ます。直角は,合同・相似と円の性質の両方を開ける鍵です。


この問題から学ぶこと

図形の問題で差がつくのは,計算の速さよりも「使う定理を正しい順番で組み立てる力」です。この問題 2 は,その組み立て方を練習するのにちょうどよい 3 問がそろっています。

(1)は,求めたい角を「同じ弧の円周角」に置きかえてから,直径の 9090^\circ を使う流れでした。(2)は,表面積を式にしてから,わからない長さを文字で置いて方程式にする流れ。(3)は,DG と DH を別々に求めてから引く,という大きな方針を最初に決めておくことがカギでした。

いずれも,いきなり答えに向かうのではなく,「まず何を求めれば,次につながるか」を先に見通しています。手が止まったときは,求めたいものを一度わきに置き,「今わかっていることから,何が新しく言えるか」を書き出してみると,道が開けます。


クローネ学園での指導

クローネ学園では,図形の問題を「解けた・解けない」で終わらせず,どの条件が,どの定理のスイッチになっているか を一緒に確認します。たとえば「直径」と書いてあれば 9090^\circ,「中心から弦への垂線」とあれば二等分,というように,条件と定理を結びつける引き出しを増やしていきます。

得点力を育てる指導のポイント: 図に書き込んだ角や長さを見て,「なぜその値が入るのか」を一つずつ言葉で説明してもらいます。理由を言えるようになると,条件の少しちがう問題や,見たことのない配置の問題でも,自分で方針を立てられる力が育ちます。


図形の問題の解き方(まとめ)

  • 円周上の角度を求めるときは,まず円周角の定理の利用を思い浮かべる。求めたい角を同じ弧の円周角に置きかえ,「直径を見たら 9090^\circ」も合わせて使う
  • 柱体の表面積は展開図を思い浮かべる。側面はひとつながりの長方形になり,「底面の周 × 柱の長さ」でまとめられる。わからない長さは文字で置いて方程式にする
  • 図の中に直角に交わる線(直角クロス)を見つけたら,合同・相似になる三角形を探す。直角は合同・相似と円の性質の両方を開ける鍵になる
  • 長い線分は,求めやすい 2 つの部分に分けて,最後に引き算する(この問題では GH=DGDH\text{GH} = \text{DG} - \text{DH}

クローネ学園では、高校受験を目指す中学生の数学・英語の指導を行っています。 高松市で中学生向けの学習塾をお探しの方は高松市の中学生向け学習塾もあわせてご覧ください。無料体験・お問い合わせはこちらからどうぞ。

本記事の文章・図版の著作権はクローネ学園に帰属します。無断転載・複製・二次利用を禁じます。(執筆:横田 耕祐)

Index

大問ごとの解説

FAQ

よくある質問

直径に対する円周角はなぜ90°になるのですか?

直径は中心を通る弦なので、直径に対する中心角は一直線の180°です。円周角は同じ弧に対する中心角の半分になるという定理があるため、180°の半分で90°になります。この問題のように「線分ABが直径」と書かれていたら、円周上の点Cから見た∠ACBは必ず90°だと反射的に使えるようにしておくと、角度の問題がぐっと速く解けます。

三角柱の表面積から高さ(長さ)を求めるにはどうすればよいですか?

三角柱の表面積は「底面の三角形2つ分+側面の長方形3つ分」で表せます。側面の長方形は、底面の三角形の周の長さ×柱の長さ(高さ)でまとめて計算できます。この問題では、底面の直角三角形の面積と周の長さを先に求め、表面積240cm²から底面2つ分を引き、残りを周の長さで割ると柱の長さが求まります。表面積を式で表してから、わからない長さを文字で置いて方程式にするのが基本の流れです。

円の中心から弦にひいた垂線には、どんな性質がありますか?

円の中心から弦におろした垂線は、その弦を二等分します。中心と弦の両端を結ぶと二等辺三角形ができ、垂線がその頂角の二等分線になるからです。この問題では、点Aを中心とする円の弦がDHにあたり、Aから直線DGにおろした垂線の足がちょうど点Fになります。だからDF=FHとなり、DH=2×DFとして長さを一気に求められます。

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