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9算数中学受験

育英西中学2023 問題1|整数・分数・小数の四則計算(小問集合)

育英西中学(2023年度・A日程)算数 大問1の計算問題6問を解説。整数・分数・小数のまじった四則計算を、計算の順序とくふう(約分・小数と分数の言いかえ)で速く正確に解くコツをまとめます。

この問題について

育英西中学(2023 年度・A 日程)算数の大問 1 は、整数・分数・小数のまじった四則計算が 6 問ならぶ 計算の小問集合 です。

順番に計算しても答えは出ますが、(6)のように小数を分数に直すと一気に約分できる問題もあります。この記事では(1)〜(6)まで、計算の順序とくふうのしどころを一つずつ確認します。


育英西中学(2023)問題 1

次の計算をしなさい。


問題 1 (1)

23+19812223 + 198 - 122

答え・解説を見る

たし算・ひき算だけの式は、左から順に計算します。

23+198=221,221122=9923 + 198 = 221, \quad 221 - 122 = 99

(答) 99

KRONE ポイント

たし算・ひき算だけの式は左から順に。198+23=221198 + 23 = 221 のように、たしやすい組を先にしてもかまいません。


問題 1 (2)

112+2233341\dfrac{1}{2} + 2\dfrac{2}{3} - 3\dfrac{3}{4}

答え・解説を見る

帯分数を仮分数に直し、分母を 12 にそろえて 計算します。

112=32=1812,223=83=3212,334=154=45121\frac{1}{2} = \frac{3}{2} = \frac{18}{12}, \quad 2\frac{2}{3} = \frac{8}{3} = \frac{32}{12}, \quad 3\frac{3}{4} = \frac{15}{4} = \frac{45}{12}

なので

1812+32124512=18+324512=512\frac{18}{12} + \frac{32}{12} - \frac{45}{12} = \frac{18 + 32 - 45}{12} = \frac{5}{12}

(答) 512\dfrac{5}{12}

KRONE ポイント

分数のたし算・ひき算は いちばん大きい分母にそろえる。2・3・4 の最小公倍数は 12 なので、12 で通分すれば一度で計算できます。


問題 1 (3)

1.1×8+1.1×121.1 \times 8 + 1.1 \times 12

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どちらも 1.1 のかけ算 なので、分配法則でまとめられます。

1.1×8+1.1×12=1.1×(8+12)=1.1×20=221.1 \times 8 + 1.1 \times 12 = 1.1 \times (8 + 12) = 1.1 \times 20 = 22

(答) 22

KRONE ポイント

同じ数のかけ算がならんだら、共通の数でくくり出す(分配法則)。1.1×(8+12)1.1 \times (8 + 12) にまとめれば、かけ算は 1 回で済みます。


問題 1 (4)

94(3256)×134\dfrac{9}{4} - \left( \dfrac{3}{2} - \dfrac{5}{6} \right) \times 1\dfrac{3}{4}

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×\times÷\div は両隣の数字とくっついて塊を作るので、(3256)×134\left( \dfrac{3}{2} - \dfrac{5}{6} \right) \times 1\dfrac{3}{4} がひとつの塊です。まずかっこの中から計算します。

3256=9656=46=23\frac{3}{2} - \frac{5}{6} = \frac{9}{6} - \frac{5}{6} = \frac{4}{6} = \frac{2}{3}

次に 134=741\dfrac{3}{4} = \dfrac{7}{4} をかけます。

23×74=2×73×4=1412=76\frac{2}{3} \times \frac{7}{4} = \frac{2 \times 7}{3 \times 4} = \frac{14}{12} = \frac{7}{6}

最後に 94\dfrac{9}{4} から引きます。分母を 12 にそろえて

9476=27121412=1312\frac{9}{4} - \frac{7}{6} = \frac{27}{12} - \frac{14}{12} = \frac{13}{12}

(答) 1312\dfrac{13}{12}

KRONE ポイント

かっこと ×\times がある式は、かけ算の塊を先に。かっこの中 → かけ算 → 最後のひき算、の順で進めます。かける前に約分できないかも見ましょう。


問題 1 (5)

4×1624÷3×5+8÷5×104 \times 16 - 24 \div 3 \times 5 + 8 \div 5 \times 10

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×\times÷\div は両隣の数字とくっついて塊を作ります。この式は 3 つの塊 のたし算・ひき算です。塊ごとに先に計算します。

4×16=644 \times 16 = 6424÷3×5=8×5=4024 \div 3 \times 5 = 8 \times 5 = 408÷5×10=85×10=168 \div 5 \times 10 = \frac{8}{5} \times 10 = 16

あとはたし算・ひき算だけなので

6440+16=4064 - 40 + 16 = 40

(答) 40

KRONE ポイント

長い式は、×÷\times \div でつながった 塊に区切って から、塊どうしをたし引きします。÷\div×\times がまざった塊は左から順に計算します。


問題 1 (6)

(412×0.25÷3×423)÷1.75\left( 4\dfrac{1}{2} \times 0.25 \div 3 \times 4 - \dfrac{2}{3} \right) \div 1.75

答え・解説を見る

小数を分数に直します。0.25=140.25 = \dfrac{1}{4}1.75=741.75 = \dfrac{7}{4}412=924\dfrac{1}{2} = \dfrac{9}{2} です。

まずかっこの中の かけ算・わり算の塊 を計算します。

92×14÷3×4=92×14×13×4=9×42×4×3=3624=32\frac{9}{2} \times \frac{1}{4} \div 3 \times 4 = \frac{9}{2} \times \frac{1}{4} \times \frac{1}{3} \times 4 = \frac{9 \times 4}{2 \times 4 \times 3} = \frac{36}{24} = \frac{3}{2}

かっこの中のひき算をします。

3223=9646=56\frac{3}{2} - \frac{2}{3} = \frac{9}{6} - \frac{4}{6} = \frac{5}{6}

最後に 1.75=741.75 = \dfrac{7}{4} でわります。

56÷74=56×47=2042=1021\frac{5}{6} \div \frac{7}{4} = \frac{5}{6} \times \frac{4}{7} = \frac{20}{42} = \frac{10}{21}

(答) 1021\dfrac{10}{21}

KRONE ポイント

0.25=140.25 = \dfrac{1}{4}1.75=741.75 = \dfrac{7}{4} のように、よく出る小数は分数の形を覚えておく と約分が効きます。わり算は逆数のかけ算に直してから約分しましょう。


この問題から学ぶこと

この大問が教えてくれるのは、計算は 順序とくふうで速さも正確さも変わる ということです。

  • たし算・ひき算だけなら、たしやすい組から
  • ×÷\times \div は両隣の数字とくっついて塊を作る。塊を先に計算する
  • 同じ数のかけ算がならんだら、分配法則でくくり出す
  • 0.25=140.25 = \dfrac{1}{4}1.75=741.75 = \dfrac{7}{4} など、よく出る小数の分数形を覚える

ただ解くのではなく「どこにくふうがあるか」を探す習慣が、入試本番での時間と得点を生みます。


クローネ学園での指導

クローネ学園では、計算問題を「正しく解ける」だけでなく「速く・くふうして解ける」ところまで指導しています。とくに分配法則や小数と分数の言いかえは、後の割合・速さ・図形の計算でも土台になります。

公式やパターンを丸暗記させるのではなく、自分の手を動かして「なぜそうなるか」を確かめた経験を土台にすること。それが、初めて見る問題にも自分で立ち向かえる力になると考えています。


まとめ

  • 育英西中学 2023 問題 1 は、整数・分数・小数のまじった 計算の小問集合(6 問)
  • (1)99、(2) 512\dfrac{5}{12}、(3)22、(4) 1312\dfrac{13}{12}、(5)40、(6) 1021\dfrac{10}{21}
  • (3)は分配法則、(6)は小数を分数に直して約分するのが急所
  • 計算の順序とくふうを身につけると、速さと正確さが両立できる

クローネ学園では、計算力・くふうする力の個別指導を行っています。 無料体験・お問い合わせはこちらからどうぞ。

本記事の文章・図版の著作権はクローネ学園に帰属します。無断転載・複製・二次利用を禁じます。(執筆:横田 耕祐)

FAQ

よくある質問

分数と小数がまじった計算は、どうやってそろえればよいですか?

0.25=4分の1、0.75=4分の3のように、小数を分数に直せるものは分数にそろえると約分が使えて速くなります。よく出る小数の分数形を覚えておくと、長い式でも途中でうまく約分でき、計算ミスが減ります。

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