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10算数中学受験

育英西中学2019 問題1|整数・分数・小数の四則計算(小問集合)

育英西中学(2019年度・A日程)算数 大問1の計算問題6問を解説。整数・分数・小数のまじった四則計算を、計算の順序とくふう(分配法則・約分・打ち消し)で速く正確に解くコツをまとめます。

この問題について

育英西中学(2019 年度・A 日程)算数の大問 1 は、整数・分数・小数のまじった四則計算が 6 問ならぶ 計算の小問集合 です。

順番に計算しても答えは出ますが、(2) の打ち消しや (3) の分配法則のように、形を見ぬくと一気に速くなる問題もあります。この記事では (1) 〜 (6) まで、計算の順序とくふうのしどころを一つずつ確認します。


育英西中学(2019)問題 1

次の計算をしなさい。


問題 1 (1)

6÷2×(1+2)6 \div 2 \times (1 + 2)

答え・解説を見る

かっこの中を先に計算します。1+2=31 + 2 = 3 なので

6÷2×36 \div 2 \times 3

×\times÷\div は両隣の数字とくっついて塊を作ります。ここは ÷\div×\times だけなので、左から順に計算します。

6÷2=3,3×3=96 \div 2 = 3, \quad 3 \times 3 = 9

(答) 9

KRONE ポイント

×\times÷\div だけがならぶ式は、左から順に 計算します。6÷26 \div 2 を先にして 3、それから ×3\times 3 で 9 です。


問題 1 (2)

(112)+(1213)+(1314)+(1415)\left( 1 - \dfrac{1}{2} \right) + \left( \dfrac{1}{2} - \dfrac{1}{3} \right) + \left( \dfrac{1}{3} - \dfrac{1}{4} \right) + \left( \dfrac{1}{4} - \dfrac{1}{5} \right)

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かっこを外してならべると、となり合う分数がつぎつぎに打ち消し合います。

112+1213+1314+14151 - \frac{1}{2} + \frac{1}{2} - \frac{1}{3} + \frac{1}{3} - \frac{1}{4} + \frac{1}{4} - \frac{1}{5}

12-\dfrac{1}{2}+12+\dfrac{1}{2}13-\dfrac{1}{3}+13+\dfrac{1}{3}14-\dfrac{1}{4}+14+\dfrac{1}{4} が消えるので、残るのは最初の 1 と最後の 15-\dfrac{1}{5} だけです。

115=451 - \frac{1}{5} = \frac{4}{5}

(答) 45\dfrac{4}{5}

KRONE ポイント

となりの項どうしで同じ分数が消える形は、通分せずに最初と最後だけ を見ます。打ち消しの形に気づくのが急所です。


問題 1 (3)

7×3.14+6×3.14+7×3.147 \times 3.14 + 6 \times 3.14 + 7 \times 3.14

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3 つとも 3.14 のかけ算 なので、分配法則でまとめられます。

(7+6+7)×3.14=20×3.14=62.8(7 + 6 + 7) \times 3.14 = 20 \times 3.14 = 62.8

(答) 62.8

KRONE ポイント

同じ数のかけ算がならんだら、共通の数でくくり出す(分配法則)。3.143.14 のかけ算は最後の 1 回だけにすれば、計算が速く正確になります。


問題 1 (4)

423116+19+1184\dfrac{2}{3} - \dfrac{11}{6} + \dfrac{1}{9} + \dfrac{1}{18}

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分母を 18 にそろえて 計算します。423=1434\dfrac{2}{3} = \dfrac{14}{3} として

143=8418,116=3318,19=218,118=118\frac{14}{3} = \frac{84}{18}, \quad \frac{11}{6} = \frac{33}{18}, \quad \frac{1}{9} = \frac{2}{18}, \quad \frac{1}{18} = \frac{1}{18}

なので

8433+2+118=5418=3\frac{84 - 33 + 2 + 1}{18} = \frac{54}{18} = 3

(答) 3

KRONE ポイント

分数の計算は いちばん大きい分母にそろえる。3・6・9・18 はすべて 18 の約数なので、18 で通分すれば一度で計算できます。


問題 1 (5)

0.25×5+12÷520.450.25 \times 5 + \dfrac{1}{2} \div \dfrac{5}{2} - 0.45

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×\times÷\div の塊を先に計算します。0.25=140.25 = \dfrac{1}{4} として

0.25×5=1.250.25 \times 5 = 1.2512÷52=12×25=15=0.2\frac{1}{2} \div \frac{5}{2} = \frac{1}{2} \times \frac{2}{5} = \frac{1}{5} = 0.2

あとはたし算・ひき算だけなので

1.25+0.20.45=11.25 + 0.2 - 0.45 = 1

(答) 1

KRONE ポイント

小数と分数がまざったら、どちらかにそろえる。ここは 15=0.2\dfrac{1}{5} = 0.2 と小数に直すと、最後のたし引きがそろえやすくなります。


問題 1 (6)

(230.6)÷(560.8)(0.989)÷(11120.9)\left( \dfrac{2}{3} - 0.6 \right) \div \left( \dfrac{5}{6} - 0.8 \right) - \left( 0.9 - \dfrac{8}{9} \right) \div \left( \dfrac{11}{12} - 0.9 \right)

答え・解説を見る

小数を分数に直して、かっこの中から計算します。前半と後半に分けて進めます。

前半 (230.6)÷(560.8)\left( \dfrac{2}{3} - 0.6 \right) \div \left( \dfrac{5}{6} - 0.8 \right)0.6=350.6 = \dfrac{3}{5}0.8=450.8 = \dfrac{4}{5} として

2335=1015915=115,5645=25302430=130\frac{2}{3} - \frac{3}{5} = \frac{10}{15} - \frac{9}{15} = \frac{1}{15}, \quad \frac{5}{6} - \frac{4}{5} = \frac{25}{30} - \frac{24}{30} = \frac{1}{30}115÷130=115×30=2\frac{1}{15} \div \frac{1}{30} = \frac{1}{15} \times 30 = 2

後半 (0.989)÷(11120.9)\left( 0.9 - \dfrac{8}{9} \right) \div \left( \dfrac{11}{12} - 0.9 \right)0.9=9100.9 = \dfrac{9}{10} として

91089=81908090=190,1112910=55605460=160\frac{9}{10} - \frac{8}{9} = \frac{81}{90} - \frac{80}{90} = \frac{1}{90}, \quad \frac{11}{12} - \frac{9}{10} = \frac{55}{60} - \frac{54}{60} = \frac{1}{60}190÷160=190×60=23\frac{1}{90} \div \frac{1}{60} = \frac{1}{90} \times 60 = \frac{2}{3}

最後に前半から後半を引いて

223=432 - \frac{2}{3} = \frac{4}{3}

(答) 43\dfrac{4}{3}

KRONE ポイント

長い式は 前半・後半に区切って それぞれ計算します。わり算は逆数のかけ算に直し、約分してから進めると数が小さくなってミスが減ります。


この問題から学ぶこと

この大問が教えてくれるのは、計算は 順序とくふうで速さも正確さも変わる ということです。

  • ×÷\times \div は両隣の数字とくっついて塊を作る。塊を先に計算する
  • となりの項で同じ分数が打ち消し合う形は、最初と最後だけを見る
  • 同じ数のかけ算がならんだら、分配法則でくくり出す
  • 0.25=140.25 = \dfrac{1}{4}0.6=350.6 = \dfrac{3}{5} など、よく出る小数の分数形を覚える

ただ解くのではなく「どこにくふうがあるか」を探す習慣が、入試本番での時間と得点を生みます。


クローネ学園での指導

クローネ学園では、計算問題を「正しく解ける」だけでなく「速く・くふうして解ける」ところまで指導しています。とくに打ち消しや分配法則、小数と分数の言いかえは、後の割合・速さ・図形の計算でも土台になります。

公式やパターンを丸暗記させるのではなく、自分の手を動かして「なぜそうなるか」を確かめた経験を土台にすること。それが、初めて見る問題にも自分で立ち向かえる力になると考えています。


まとめ

  • 育英西中学 2019 問題 1 は、整数・分数・小数のまじった 計算の小問集合(6 問)
  • (1)9、(2) 45\dfrac{4}{5}、(3)62.8、(4)3、(5)1、(6) 43\dfrac{4}{3}
  • (2) は打ち消し、(3) は分配法則、(6) は前半・後半に分けるのが急所
  • 計算の順序とくふうを身につけると、速さと正確さが両立できる

クローネ学園では、計算力・くふうする力の個別指導を行っています。 無料体験・お問い合わせはこちらからどうぞ。

本記事の文章・図版の著作権はクローネ学園に帰属します。無断転載・複製・二次利用を禁じます。(執筆:横田 耕祐)

FAQ

よくある質問

分数のたし算・ひき算がたくさん並んだ計算は、どう手をつければよいですか?

となり合う分数が打ち消し合う形になっていないかをまず見ます。(1−2分の1)+(2分の1−3分の1)のように、前の項の後ろと次の項の前が同じ分数なら、次々に消えて最初と最後だけが残ります。気づけば通分せずに一瞬で解けます。

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