中1英語 三単現のsをわかりやすく完全攻略|sの付け方と否定文・疑問文
中1英語でつまずきやすい三単現のsを、いつ付けるか・どう付けるか・否定文や疑問文ではどうなるかまで表で整理して解説します。主語が三人称単数とは何か、sのつづりルール、doesn'tやDoesとの関係まで、高松市の学習塾クローネ学園が無料の中1英語ドリルと連動して丁寧に説明します。
この記事でわかること
「主語がheになると,なぜ動詞にsが付くのか分からない」「playsとplayのどちらを書けばいいか毎回迷う」という声を,中1生からとてもよく聞きます。三単現のsは,be動詞と一般動詞の使い分けの次に来る,中1英語の大きな山です。
ここがあいまいなまま進むと,このあとの英語でずっと小さなミスを重ねてしまいます。逆に,「いつ・どう付けるか」を1つずつ整理すれば,迷いはなくなります。この記事では次のことを解説します。
- そもそも「三人称単数」とは何か
- なぜ動詞にsが付くのか,そしてなぜheのときだけ特別なのか(丸暗記しないための考え方)
- 三単現のsを付ける条件と,つづりのルール
- 否定文・疑問文ではsがどうなるか
- 中1がいちばん間違えやすいポイントと,その直し方
まだbe動詞と一般動詞の区別があいまいな人は,先にbe動詞と一般動詞の違いと使い分けを読んでおくと,この記事がぐっと分かりやすくなります。
そもそも「三人称単数」とは
三単現のsを理解するには,まず主語の種類を知る必要があります。英語では,主語を「人称」と「数」で分けて考えます。
| 人称 | 意味 | 代名詞の例 |
|---|---|---|
| 一人称 | 自分(話す人) | I,we |
| 二人称 | 相手(聞く人) | you |
| 三人称 | それ以外のすべて | he,she,it,they,人の名前,ものの名前 |
「三人称単数」とは,この三人称のうち,一人・一つだけのものを指します。he(彼),she(彼女),it(それ),Tom(人の名前),my dog(一匹の犬)などが当てはまります。
ポイント:I と you 以外で,一人・一つのものはすべて三人称単数。
複数(they,dogs など)になると三人称でも「単数」ではなくなるので,sは付きません。ここを取り違える人が多いので,「一人・一つかどうか」を必ず確認するクセをつけましょう。
なぜ動詞にsが付くのか
ルールを覚える前に,「なぜ付くのか」を1つだけおさえておくと,丸暗記しなくてよくなります。
実は,三単現のsは,名詞の複数形のs(dog → dogs)と同じ「数のしるし」です。英語は「いくつあるか」をsで表す言語で,主語が三人称単数のときだけ,そのしるしが動詞のほうに付くのです。
ここで,主語と動詞でsがどう動くかを見てください。
| 主語 | 主語のs | 動詞のs | 例 |
|---|---|---|---|
| 三人称・単数(一人・一つ) | なし | あり | He plays. |
| 複数(二人・二つ以上) | あり | なし | They play. / dogs run. |
おもしろいのは,sは主語か動詞のどちらか一方に出るということです。主語が単数のときは動詞にsが付き,主語が複数になると動詞のsは消えます。「主語が単数だと,そのしるしが動詞に回ってくる」——この感覚をつかむと,「なぜheのときだけsなの?」という迷いがなくなります。
sは「数のしるし」。主語が一人・一つのときだけ,動詞にそのしるしが付く。
なぜ「heのときだけ」なのか
「IやYouのときは付かないのに,どうしてheのときだけsが付くの? ずるくない?」と思った人は,するどいです。じつは,その感覚はまちがっていません。
大むかしの英語では,主語がIでもYouでもheでも,どの主語のときも動詞の形がそれぞれ変わっていました。今のように「heのときだけ特別」だったわけではないのです。
ところが英語は,長い年月をかけて,その面どうな変化を少しずつやめていきました。そして,最後の最後まで消えずに残ったのが,三人称単数の s だけだったのです。
つまりこのsは,英語が「動詞の形を変えるのをやめる」とちゅうで,1つだけ消し忘れた名残のようなもの。だから「heだけずるい」と感じるのは正しくて,深い理由があるわけではありません。「昔のなごりが1つだけ残っているんだな」と思って,ここはルールとして覚えてしまうのがいちばん早いです。
三単現のsを付ける条件
三単現のsが付くのは,次の3つがすべてそろったときだけです。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| ① 主語 | 三人称単数(he,she,it,名前など) |
| ② 時 | 現在の文である |
| ③ 動詞 | 一般動詞である(be動詞には付かない) |
たとえば He plays tennis.(彼はテニスをします)は,主語が he(三人称単数),現在の文,play は一般動詞——3つそろっているのでsが付きます。
逆に,どれか1つでも条件が欠けると,sは付きません。条件ごとに,○(sが付く)と×(付かない)の例を並べてみましょう。
① 主語が三人称単数のときだけ
- ○ He likes music.(彼は音楽が好き)
- ○ She runs fast.(彼女は速く走る)
- ○ Tom plays the piano.(トムはピアノをひく)
- ○ My dog eats a lot.(うちの犬はよく食べる)
- × I like music.(主語が I なので付かない)
- × You run fast.(主語が You なので付かない)
- × They play the piano.(主語が複数なので付かない)
主語が he / she / it や,人の名前・一つのものなら○,それ以外なら付かない,という形です。
② 現在の文のときだけ
- ○ He watches TV every day.(毎日テレビを見る=今のこと)
- × He watched TV yesterday.(昨日見た=過去の文なので付かない)
過去の文では,動詞はwatched(過去形)になり,sは出てきません。
③ 一般動詞のときだけ
- ○ He goes to school.(一般動詞 go にはsが付く)
- × He is a student.(be動詞にはsを付けない。He bes. とは言わない)
be動詞(am / is / are)には,三単現のsは関係ありません。is がすでに「彼用の形」だからです。
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「sを付ける」といっても,動詞のつづりによって付け方が少し変わります。下の表で整理しましょう。
| パターン | ルール | 例 |
|---|---|---|
| ふつうの動詞 | そのまま s | play → plays,like → likes |
| s・x・ch・sh・oで終わる | es を付ける | go → goes,watch → watches,wash → washes |
| 子音字+y で終わる | y を i に変えて es | study → studies,try → tries |
| have(特別) | 形が変わって has | have → has |
表だけだとピンと来ないので,実際の英文で見てみましょう。
- He goes to school.(go → goes:oで終わるのでes)
- She watches TV.(watch → watches:chで終わるのでes)
- My mother washes the car.(wash → washes:shで終わるのでes)
- He studies English.(study → studies:子音字u+yなのでyをiに変えてes)
- She tries hard.(try → tries:子音字r+yなのでies)
- He plays soccer.(play → plays:母音字a+yなのでそのままs)
- She has two cats.(have → has:特別な形)
注意したいのは「子音字+y」のところです。study は u(子音字)+y なので studies になりますが,play は a(母音字)+y なので,そのまま plays です。yの前が母音か子音かで分かれる,と覚えておきましょう。
haveだけは特別。He has a dog.(彼は犬を飼っている)のように has になる。He haves. とは言いません。
否定文・疑問文ではsはどうなる
ここが三単現のいちばんの難所です。結論から言うと,否定文・疑問文ではsは消えます。
| 文の種類 | 形 | 例 |
|---|---|---|
| 肯定文 | 動詞に s | He plays tennis. |
| 否定文 | doesn't + 動詞は原形 | He doesn't play tennis. |
| 疑問文 | Does + 動詞は原形 | Does he play tennis? |
否定文・疑問文では does(doesn't)を使います。この does の中に,すでにsが入っていると考えてください。だから動詞はもとの形(原形)に戻ります。He doesn't plays. ではなく He doesn't play. が正解です。
肯定文を否定文・疑問文に直すと,sがどう動くかを見てみましょう。
- 肯定 He likes dogs. → 否定 He doesn't like dogs. → 疑問 Does he like dogs?
- 肯定 She studies math. → 否定 She doesn't study math. → 疑問 Does she study math?
- 肯定 Tom goes to bed early. → 否定 Tom doesn't go to bed early. → 疑問 Does Tom go to bed early?
どれも,doesn't / Does が出てきたとたんに,likes → like,studies → study,goes → go と,動詞からsが消えているのがわかります。
sを2回使わない——これを意識すると,否定文・疑問文でのミスがなくなります。
中1がつまずく3つのポイント
つまずき①:複数なのにsを付けてしまう
They plays tennis. は誤りです。they は三人称でも「複数」なので,sは付きません。一人・一つかどうかを必ず確認しましょう。正しくは They play tennis. です。
つまずき②:否定文・疑問文でsを残してしまう
He doesn't plays. や Does he plays? は誤りです。does を使ったら,動詞は原形に戻します。正しくは He doesn't play.,Does he play? です。
つまずき③:つづりのルールを忘れる
He gos.(go→goes),He studys.(study→studies)のようなミスです。s・x・ch・sh・oで終わる動詞はes,子音字+yはyをiに変えてes——この2つだけ別に覚えておけば,あとはそのままsで対応できます。
例題で確かめよう
ここまでの内容を,例題でたしかめましょう。まず自分で答えを考えてから,「答え・解説を見る」を開いてください。
例題1(sを付けるか判断する)
次の( )の中の正しいほうを選びなさい。
He( play / plays )the guitar.
He( play / plays )the guitar.
答え・解説を見る
主語が He(三人称単数),現在の文,play は一般動詞——3条件がそろうのでsを付けます。
答え:He plays the guitar.
例題2(つづりのルール)
「彼女は毎晩テレビを見ます。」を英語にしなさい(watch を使う)。
She( watch )TV every night.
答え・解説を見る
主語 She は三人称単数。watch は ch で終わるので,s ではなく es を付けます。
答え:She watches TV every night.
例題3(否定文ではsが消える)
「トムはサッカーをしません。」を英語にしなさい。
Tom( )( )soccer.
答え・解説を見る
主語 Tom は三人称単数なので doesn't を使います。doesn't のうしろの動詞は原形に戻るので,plays ではなく play です。
答え:Tom doesn't play soccer.
例題4(まちがいを直す)
次の文のまちがいを直しなさい。「Does he likes music?」
Does he likes music?
答え・解説を見る
Does を使ったら,うしろの動詞のsは消えます。likes ではなく like が正しい形です。
答え:Does he like music?
クローネ学園での指導例
クローネ学園では,三単現のsを「丸暗記」ではなく手順で身につける指導をしています。英文を見たら,まず主語が三人称単数かを確認し,次に現在の肯定文かを確認する——この順番を声に出して確かめるだけで,ミスが大きく減ります。
先取り・飛び級指導のポイント:三単現のsは,このあとの過去形や助動詞でも「主語による形の変化」を考える土台になります。中1のうちに「主語をまず見るクセ」をつけておくと,学年が上がっても応用がききます。
考え方をつかんだあとは,反復で形に慣れることが必要です。クローネらぼの中1英語文法ドリルなら,登録不要・無料でbe動詞・一般動詞・三単現の問題をくりかえし練習できます。あわせて中学英語の単語帳で語彙を増やすと,英文を読む力もついていきます。
よくある質問
Q. 三単現のsはいつ付けるのですか?
主語が三人称単数で,現在の一般動詞の文のときに付きます。He・She・Itや人の名前など,I と you 以外の一人・一つのものが主語のときです。
Q. sのつづりはどう変わりますか?
ふつうはそのままsですが,s・x・ch・sh・oで終わる動詞はes,子音字+yで終わる動詞はyをiに変えてesを付けます。have だけは has になります。
Q. 否定文や疑問文でもsは付きますか?
付きません。doesn'tやDoesを使い,うしろの動詞は原形に戻します。肯定文のときだけsが付くと覚えましょう。
まとめ
- 三単現のsが付くのは「三人称単数・現在・一般動詞」の3つがそろったときだけ
- 三人称単数とは,I と you 以外の一人・一つのもの(he,she,it,名前など)
- つづりは,ふつうはs,s/x/ch/sh/oで終わるならes,子音字+yはyをiに変えてes,haveはhas
- 否定文・疑問文では doesn't / Does を使い,動詞は原形に戻る(sは消える)
- まず主語を見て「一人・一つか」を確認するクセが,ミスをなくす近道
訳語の丸暗記ではなく,主語から形を考える——この力は,AIが翻訳や暗記を肩代わりする時代にこそ価値を増します。これからの子どもたちが本当に伸ばすべき学力については,AI時代に高松の子どもたちが伸ばすべき学力もご覧ください。
クローネ学園では,三単現のsを暗記ではなく手順から理解する個別指導を行っています。
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本記事の文章・図版の著作権はクローネ学園に帰属します。無断転載・複製・二次利用を禁じます。(執筆:横田 耕祐)
FAQ
よくある質問
三単現のsはいつ付けるのですか?
主語が三人称単数で、現在の文のときに、一般動詞の最後にsを付けます。三人称単数とは、I(私)でもyou(あなた)でもない一人・一つのもの、つまりHe・She・Itや、人の名前、一つのものを表す言葉のことです。たとえば He plays tennis.(彼はテニスをします)のように、playにsが付いてplaysになります。主語がIやYou、複数のときは付きません。
三単現のsの付け方にはどんなルールがありますか?
ほとんどの動詞はそのままsを付けますが、つづりによって変わります。s・x・ch・sh・oで終わる動詞はesを付けます(go→goes、watch→watches)。「子音字+y」で終わる動詞はyをiに変えてesを付けます(study→studies)。haveだけは形が変わってhasになります。まずは基本のsから覚えて、特別なものを少しずつ足していくのがおすすめです。
否定文や疑問文でも三単現のsは付きますか?
付きません。否定文や疑問文ではdoesn'tやDoesを使い、そのときうしろの動詞は必ず原形(sの付かない形)に戻ります。does の中にすでにsが入っているので、動詞は元の形でよいのです。たとえば He doesn't play tennis.、Does he play tennis? のように、playsではなくplayになります。肯定文のときだけsが付くと覚えましょう。
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