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19算数中学受験計算割合

大手前高松中2025 大問1|計算・割合・濃度・速さ・平均の基本10問

大手前高松中2025年度の算数大問1を解説。四則計算・分数・小数の計算から、割合・食塩水の濃度・速さ・平均まで、確実に得点したい基本10問を一つずつ丁寧に解説します。高松市の学習塾クローネ学園が中学受験の基礎を支えます。

この問題について

大手前高松中 2025 年度の大問 1 は、算数の土台となる基本問題が 10 問並ぶ、いわゆる計算・一行問題のセットです。前半 (1)〜(6) は四則計算と分数・小数の混じった計算、後半 (7)〜(10) は割合・食塩水の濃度・速さ・平均という、入試頻出の基本テーマからの出題です。

ここは「考える問題」ではなく「確実に取りきる問題」です。1 問のミスがそのまま差につながるので、解き方を知っているだけでなく、速く正確に処理できるかが問われます。この記事では以下を解説します。

  • 四則計算の順序と、計算をらくにする工夫(分配法則)
  • 割合(〜割)の求め方
  • 食塩水の濃度の求め方
  • 速さ・時間・道のりの関係と単位の合わせ方
  • 平均を合計にもどして考える方法

大手前高松中(2025)大問 1

(1)14+28÷7×3=14 + 28 \div 7 \times 3 =  

(2)5×(1132÷4)=5 \times (11 - 32 \div 4) =  

(3)2.4×2.7+7.3×2.4=2.4 \times 2.7 + 7.3 \times 2.4 =  

(4)20913÷94×32=\displaystyle \frac{20}{9} - \frac{1}{3} \div \frac{9}{4} \times \frac{3}{2} =  

(5)1.25+56÷3130.4×54=\displaystyle 1.25 + \frac{5}{6} \div 3\frac{1}{3} - 0.4 \times \frac{5}{4} =  

(6)145÷11335×(112123÷114)=\displaystyle \frac{14}{5} \div 1\frac{1}{3} - \frac{3}{5}\times\left(1\frac{1}{2} - 1\frac{2}{3}\div1\frac{1}{4} \right) =  

(7)800 円の 7 割は   円になります。

(8)180g の水に食塩 20g をとかすと濃度   %の食塩水になります。

(9)60km の道のりを毎分 250m の速さで進むと   時間かかります。

(10)A、B、C の 3 人のテストの平均点は 67 点です。D の点数 87 点を加えた 4 人の平均点は   点です。

難易度: ★★☆☆☆  分野: 計算・割合・濃度・速さ・平均 目安時間: 10分


計算問題の解き方(解法のポイント)

大問 1 で大切なのは、次の 3 つです。

  1. 四則の順序を守る(かっこの中 → かけ算・わり算 → たし算・ひき算)
  2. 帯分数・小数はそろえてから計算する(小数を分数に直すと正確)
  3. 共通の数でくくれないか(分配法則)を見て、計算をらくにする

「全部まじめに筆算する」のではなく、らくにできる形を探すのが、速さと正確さの両立につながります。


大問1 (1)

14+28÷7×3=14 + 28 \div 7 \times 3 =  

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++ - ×\times ÷\div が混ざった計算は、ブロック(かたまり)で考えましょう。 ×\times ÷\div は、左右の数を結びつけてブロックを作ります。 ですから、28÷7×328 \div 7 \times 3 がブロックになります。

14+28÷7×3=14+(28÷7×3)14 + 28 \div 7 \times 3 = 14 + (28 \div 7 \times 3)

と見れていたらオッケーです。 28÷7×3=4×3=1228 \div 7 \times 3 = 4 \times 3 = 12 なので

14+(28÷7×3)=14+12=26\begin{aligned} 14 + (28 \div 7 \times 3) &= 14 + 12 \\[1em] &= 26 \end{aligned}

(答) 26

大問1 (2)

5×(1132÷4)=5 \times (11 - 32 \div 4) =  

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++ - ×\times ÷\div が混ざった計算は、ブロック(かたまり)で考えましょう。 カッコは中身全部をブロックにします。 このブロック(カッコ)の中身 1132÷411 - 32 \div 4 にも注意しましょう。 ×\times は、左右の数を結びつけてブロックを作るので

1132÷4=11(32÷4)=3\begin{aligned} 11 - 32 \div 4 &= 11 - (32 \div 4) \\[1em] &= 3 \end{aligned}

ですから、

5×(1132÷4)=5×3=15\begin{aligned} 5 \times (11 - 32 \div 4) &= 5 \times 3 \\[1em] &= 15 \end{aligned}

(答) 15

大問1 (3)

2.4×2.7+7.3×2.4=2.4 \times 2.7 + 7.3 \times 2.4 =  

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まずは、ブロックチェックから始めましょう。

2.4×2.7+7.3×2.4=(2.4×2.7)+(7.3×2.4)2.4 \times 2.7 + 7.3 \times 2.4 = (2.4 \times 2.7) + (7.3 \times 2.4)

これで前のブロックと、後ろのブロックをたしても良いですが、ちょっと待ってください。 両方のかけ算に「2.4」が入っています(ここがポイント)。

2.4×2.7+7.3×2.4=2.4×2.7+2.4×7.32.4 \times 2.7 + 7.3 \times 2.4 = 2.4 \times 2.7 + 2.4 \times 7.3

なので、2.4 が 2.7 個分と、2.4 が 7.3 個分をたすという意味ですね。 2.4 が 2.7+7.3=102.7 + 7.3 = 10 個分ということです。 最後に、式をまとめると次のようになります。

2.4×2.7+7.3×2.4=2.4×2.7+2.4×7.3=2.4×(2.7+7.3)=24\begin{aligned} 2.4 \times 2.7 + 7.3 \times 2.4 &= 2.4 \times 2.7 + 2.4 \times 7.3 \\[1em] &= 2.4 \times (2.7 + 7.3) \\[1em] &= 24 \end{aligned}

(答) 24

大問1 (4)

20913÷94×32=\displaystyle \frac{20}{9} - \frac{1}{3} \div \frac{9}{4} \times \frac{3}{2} =  

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(1) と同じように考えましょう。 ×\times ÷\div は、左右の数を結びつけてブロックを作ります。 13÷94×32\frac{1}{3} \div \frac{9}{4} \times \frac{3}{2} がブロックになりますね。

13÷94×32=13×49×32=1×4×33×9×2=29\begin{aligned} \frac{1}{3} \div \frac{9}{4} \times \frac{3}{2} &= \frac{1}{3} \times \frac{4}{9} \times \frac{3}{2} \\[1em] &= \frac{1 \times 4 \times 3}{3 \times 9 \times 2} \\[1em] &= \frac{2}{9} \end{aligned}

最後に、式をまとめると次のようになります。

20913÷94×32=20929=2\displaystyle \begin{aligned} \frac{20}{9} - \frac{1}{3} \div \frac{9}{4} \times \frac{3}{2} &= \frac{20}{9} - \frac{2}{9} \\[1em] &= 2 \end{aligned}

(答) 2

大問1 (5)

1.25+56÷3130.4×54=\displaystyle 1.25 + \frac{5}{6} \div 3\frac{1}{3} - 0.4 \times \frac{5}{4} =  

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(1) と同じように考えましょう。 ×\times ÷\div は、左右の数を結びつけてブロックを作ります。 まず、それぞれのブロックを計算します。

56÷313=56÷103=5×36×10=14\begin{aligned} \frac{5}{6} \div 3\frac{1}{3} &= \frac{5}{6} \div \frac{10}{3} \\[1em] &= \frac{5 \times 3}{6 \times 10} \\[1em] &= \frac{1}{4} \end{aligned}0.4×54=25×54=12\begin{aligned} 0.4 \times \frac{5}{4} &= \frac{2}{5} \times \frac{5}{4} \\[1em] &= \frac{1}{2} \end{aligned}

最後に、式をまとめると次のようになります。

1.25+56÷3130.4×54=54+1412=1\begin{aligned} \displaystyle 1.25 + \frac{5}{6} \div 3\frac{1}{3} - 0.4 \times \frac{5}{4} &= \frac{5}{4} + \frac{1}{4} - \frac{1}{2} \\[1em] &= 1 \end{aligned}

(0.25=14,0.75=34 は覚えられていますか?)\left( \displaystyle 0.25 = \frac{1}{4}, \quad 0.75 = \frac{3}{4} ~ \text{は覚えられていますか?} \right)

(答) 1

大問1 (6)

145÷11335×(112123÷114)=\displaystyle \frac{14}{5} \div 1\frac{1}{3} - \frac{3}{5}\times\left(1\frac{1}{2} - 1\frac{2}{3}\div1\frac{1}{4} \right) =  

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(1) 〜 (5) の総まとめになる計算問題です。 この式は大ざっぱに見ると、2 つのブロックのひき算に見えていますか?

145÷113  と  35×(112123÷114)\frac{14}{5} \div 1\frac{1}{3} ~~ \text{と} ~~ \frac{3}{5}\times\left(1\frac{1}{2} - 1\frac{2}{3}\div1\frac{1}{4} \right)

前のブロックから見ていきましょう。

145÷113=145÷43=145×34=2110\begin{aligned} \frac{14}{5} \div 1\frac{1}{3} &= \frac{14}{5} \div \frac{4}{3} \\[1em] &= \frac{14}{5} \times \frac{3}{4} \\[1em] &= \frac{21}{10} \end{aligned}

後ろのブロックは少し複雑なので、カッコの中から見ていきましょう。

112123÷114=3253÷54=3253×45=3243=9686=16\begin{aligned} 1\frac{1}{2} - 1\frac{2}{3}\div1\frac{1}{4} &= \frac{3}{2} - \frac{5}{3} \div \frac{5}{4} \\[1em] &= \frac{3}{2} - \frac{5}{3} \times \frac{4}{5} \\[1em] &= \frac{3}{2} - \frac{4}{3} \\[1em] &= \frac{9}{6} - \frac{8}{6} \\[1em] &= \frac{1}{6} \end{aligned}

ですから、後ろのブロックは、

35×(112123÷114)=35×16=110\begin{aligned} \frac{3}{5} \times \left( 1\frac{1}{2} - 1\frac{2}{3}\div1\frac{1}{4} \right) &= \frac{3}{5} \times \frac{1}{6} \\[1em] &= \frac{1}{10} \end{aligned}

最後に、式をまとめると次のようになります。

145÷11335×(112123÷114)=2110110=2\begin{aligned} \frac{14}{5} \div 1\frac{1}{3} - \frac{3}{5}\times\left(1\frac{1}{2} - 1\frac{2}{3}\div1\frac{1}{4} \right) &= \frac{21}{10} - \frac{1}{10} \\[1em] &= 2 \end{aligned}

(答) 2

大問1 (7)

800 円の 7 割は   円になります。

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割合が出てきたら、「基準にする量」と「比べられる量」をチェックしましょう。 「A は B の 〜」だったら、A が「比べられる量」、B が「基準になる量」です。 「の」が付いている方が「基準」と覚えましょう。

そして、割合は、「基準になる量」から見ると「比べられる量」が何倍になるかを表しています。

基準になる量 ここが割合 倍 比べられる量\text{基準になる量} ~ \xrightarrow[\text{ここが割合}]{\Box ~ \text{倍}} ~ \text{比べられる量}

この問題では、800 円から見た 7 割(0.7 倍)を求めればよいわけです。

800 ()×0.7=560 ()800 ~ (\text{円}) \times 0.7 = 560 ~ (\text{円})

(答) 560 円

大問1 (8)

180g の水に食塩 20g をとかすと濃度   %の食塩水になります。

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濃度は次の式で覚えていると思います。

濃度 (%)=食塩の重さ食塩水全体の重さ×100\text{濃度} ~ (\%) = \frac{\text{食塩の重さ}}{\text{食塩水全体の重さ}} \times 100

(7) のように割合の基本に戻って整理すると、基準にする量が「食塩水全体の重さ」、比べられる量が「食塩の重さ」です。 つまり濃度は、食塩水全体から見た食塩の割合を表しています。

食塩水全体 ここが濃度 倍 食塩\text{食塩水全体} ~ \xrightarrow[\text{ここが濃度}]{\Box ~ \text{倍}} ~ \text{食塩}

ここで大切なのは、分母は水ではなく食塩水全体だということです。 食塩水全体の重さは水と食塩を合わせて 180+20=200180 + 20 = 200 g、とけている食塩は 20g なので、

20200×100=10 (%)\frac{20}{200} \times 100 = 10 ~ (\%)

(答) 10 %

大問1 (9)

60km の道のりを毎分 250m の速さで進むと   時間かかります。

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まず単位をそろえます。km と m が混ざっているので、60km=60000m60 \text{km} = 60000 \text{m} に直しましょう。 毎分 250m 進むので、6000060000 m の中に 250m がいくつ取れるか考えればよいですね。 250m が 1 個なら 1 分、2 個なら 2 分、… となります。

60000÷250=240 ()60000 \div 250 = 240 ~ (\text{分})

240 分かかるので、時間に直すと、

240÷60=4 (時間)240 \div 60 = 4 ~ (\text{時間})

速さは「単位をそろえる」ことがいちばんのポイントです。公式の意味をきちんと理解すれば、けっして難しくありません。

(答) 4 時間

大問1 (10)

A、B、C の 3 人のテストの平均点は 67 点です。D の点数 87 点を加えた 4 人の平均点は   点です。

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平均が出てきたら、「合計」にして考えるのが基本的な考え方です。

A、B、C の平均点が 67 点というのは、「3 人とも 67 点と考えよう」ということです。 ですから、3 人の合計点数は

67 ()×3=201 ()67 ~ (\text{点}) \times 3 = 201 ~ (\text{点})

D の点数を加えると、4 人の合計点数は

201+87=288 ()201 + 87 = 288 ~ (\text{点})

4 人の平均点は(「全員が同じ点数だったとしたら」と考える)、

288÷4=72 ()288 \div 4 = 72 ~ (\text{点})

この他にも、天びん法・面積図を利用するというテクニックもあります。 計算量が少なく、大きな数字が出てこないので、速くて間違えにくいというメリットがあります。

(答) 72 点


この問題から学ぶこと

大問 1 で差がつく一番の理由は、難しさではなくケアレスミスです。四則の順序を守る、帯分数や小数をそろえてから計算する、という基本の徹底が、そのまま得点になります。

そのうえで身につけたいのが、計算をらくにする工夫です。(3) の分配法則のように、まじめに筆算する前に「共通の数でくくれないか」「小数を分数に直した方が速くないか」と一度立ち止まる習慣があると、速さと正確さが両立します。後半の (7)〜(10) は、割合・濃度・速さ・平均という頻出テーマの公式を、意味とともに使えるかが問われています。


クローネ学園での指導

クローネ学園では、計算問題を「ただ数をこなす」のではなく、なぜその順序で解くのか、どこをくふうできるかを言葉にしながら指導します。同じ 10 問でも、らくな解き方を選べる子は、見直しの時間まで確保できます。

基礎を固める指導のポイント: 計算の反復練習そのものは、無料の学習ドリル「クローネらぼ」で自宅でも進められます。授業では、ミスの出やすいパターンや、計算をらくにする見方に時間を使い、土台を「速く正確に」まで仕上げます。


まとめ

  • 大問 1 は「考える問題」ではなく「確実に取りきる問題」。ケアレスミスが最大の敵
  • 四則の順序を守り、帯分数・小数はそろえてから計算する
  • (3) の分配法則のように、共通の数でくくれる形を見抜くと計算がらくになる
  • 濃度は「食塩 ÷ 食塩水全体」、平均は「合計にもどす」が考え方の軸

クローネ学園では、最難関中・医学部を目指す算数・数学の個別指導を行っています。 高松市で小学生向けの学習塾をお探しの方は高松市の小学生向け学習塾もあわせてご覧ください。無料体験・お問い合わせはこちらからどうぞ。

FAQ

よくある質問

計算問題で速く正確に解くコツはありますか?

四則の順序(かっこの中→かけ算わり算→たし算ひき算)を必ず守ること、そして(3)のように共通の数でくくれる形を見抜くことです。2.4×2.7+7.3×2.4 は 2.4×(2.7+7.3) とまとめれば 2.4×10=24 と暗算でき、ミスも減ります。分配法則に気づけるかどうかで計算の速さと正確さが大きく変わります。

食塩水の濃度はどう求めればよいですか?

濃度(%)は「食塩の重さ÷食塩水全体の重さ×100」で求めます。食塩水全体は水と食塩を合わせた重さなので、(8)では 180g+20g=200g が全体です。20÷200×100=10%となります。分母を水ではなく食塩水全体にすることが、つまずきやすい最大のポイントです。

平均の問題はどう考えればよいですか?

平均は「合計÷個数」なので、まず合計にもどすのが基本です。(10)では3人の平均67点から合計は 67×3=201点、ここにDの87点を加えると4人の合計は288点、4人で割って 288÷4=72点です。平均が出てきたら、いったん合計に戻して考えると見通しよく解けます。

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