ひき算の筆算のやり方|くり下がりも図でわかる(小学生)
ひき算の筆算のやり方を、くり下がりなし・1回くり下がり・2回くり下がり・となりが0のときの4つに分けて図でやさしく解説。低学年でも読めるように手順を紹介。練習問題つき。
この記事でわかること
- くり下がりなしの筆算のやり方
- 1回くり下がる・2回くり下がる筆算のやり方
- となりの位が0のときの筆算のやり方
- まちがえやすいポイントと、練習問題
ひき算の筆算は、くり下がりが出るとむずかしく感じます。でも、つまずく場所は「くり下がり」だけです。
筆算は、むずかしく考える必要はありません。まず手順を覚えて、何回もやってできるようにするのがいちばんの近道です。なぜそうなるのかは、あとから自然にわかってきます。図を見ながら、何回もやってみましょう。
まず覚える手順は「位をそろえて、右からひく」
ひき算の筆算で覚えることは2つだけです。
- 位をそろえてたてに書く
- 一の位(右)からひく
くり下がりがあっても、新しいことはありません。「ひけないときは左からもらう」がふえるだけです。まずはこの2つを手で覚えましょう。
くり下がりなしの筆算:右からそのままひくだけ
まずは、いちばんやさしい筆算です。上の数が下の数より大きければ、くり下がりはおきません。
やりかたは、たったこれだけです。
- 一の位(みぎ)をひく。8-3=5
- 十の位をひく。4-2=2
みぎから、じゅんばんにひくだけ。答えは25です。
1回くり下がる筆算:ひけないときは、左の位から10をもらう
つぎは、一の位がひけない筆算です。ここがひき算の急所です。
やりかたは、こうです。
- 一の位は 2-7。2から7はひけない
- 十の位から 10をもらう。一の位は 2+10=12
- 12-7=5。一の位は5
- 10をあげた十の位は、1へって 4。4-2=2
答えは25です。
KRONE ポイント
2回くり下がる筆算:もらうのが続いても、やることは同じ
くり下がりが2回続いても、新しいことはありません。「ひけなければ、左からもらう」をくりかえすだけです。
やりかたは、こうです。
- 一の位 3-8 はひけない。十の位から 10をもらう
- 13-8=5。一の位は5。十の位は1へって1
- 十の位 1-5 はひけない。百の位から 10をもらう
- 11-5=6。十の位は6。百の位は1へって2
- 百の位 2-1=1
答えは265です。もらうのが続いても、じゅんばんに「ひけなければもらう、数を直す」をくりかえすだけです。
となりが0のとき:その左の位からもらう
いちばんむずかしく見えるのが、となりが0のときです。たとえば 304-167。一の位はひけないのに、となりの十の位は0。0はあげられません。
こんなときは、もう1つ左の百の位からもらいます。
順番に見ていきましょう。
- 一の位 4-7 はひけない。十の位は0なので、そのままではあげられない
- 百の位からもらって、十の位を10にする
- その10から一の位へ10をあげる。一の位は 14、十の位は 9 にへる
- 14-7=7、9-6=3、百の位は 2-1=1
答えは137です。
KRONE ポイント
ひき算の筆算でつまずく3つのポイント
つまずき①:10をあげたのに、左の位の数を直さない
10をあげたら、その位は1へります。小さく書きなおすを習慣にしましょう。
つまずき②:上から下を、勝手にひいてしまう
2-7 がひけないとき、つい 7-2=5 と上下を逆にしてしまう子がいます。ひき算は順番が大事。ひけないときは、必ず左から10をもらいます。
つまずき③:0のところで止まってしまう
となりが0だと「あげられない」と止まってしまいます。そんなときはもう1つ左の位からもらう。0は素通りせず、いったん10にします。
練習問題
図を思い出しながら、筆算でといてみましょう。答えはタップで開きます。
問題1 くり下がりなし 79-34
答えを見る
一の位 9-4=5、十の位 7-3=4。くり下がりはありません。
答え 45
問題2 1回くり下がり 63-28
答えを見る
一の位 3-8 はひけないので、十の位から10をもらって 13-8=5。 10をあげた十の位は1へって5。5-2=3。
答え 35
問題3 2回くり下がり 512-286
答えを見る
一の位 2-6 はひけず、十の位から10をもらって 12-6=6。 十の位は0になり 0-8 がひけないので、百の位から10をもらって 10-8=2。 10をあげた百の位は1へって4。4-2=2。
答え 226
問題4 となりが0 600-247
答えを見る
一の位 0-7 はひけない。十の位も0であげられない。 百の位から順にもらって、十の位を10にしてから一の位へ。 10-7=3、9-4=5、5-2=3。
答え 353
なぜそうするの?(もっと知りたい子へ)
ここまでの手順ができれば、ひき算の筆算はもうだいじょうぶです。ここからは「なぜそうなるのか」を知りたい子のための、おまけのお話です。読まなくても、計算はできます。
KRONE ポイント
十の位の1は、一の位の10と同じ大きさ。だから、一の位がたりないとき、十の位の1つぶんを「10」にかえて一の位にまわせるのです。
まとめ:手順を覚えて、何回もやればできる
ひき算の筆算は、次の手順を覚えて繰り返すだけです。
- 位をそろえてたてに書く
- 一の位(右)からひく
- ひけないときは、左の位から10をもらう(もらった位は数を小さく書きなおす)
となりが0のときは、もう1つ左からもらいます。まずはこの手順どおりに、何回もやってみましょう。だんだん速く、正確にできるようになります。
たし算の筆算(くり上がり)も、手順は同じ流れです。あわせて読んでみてください。
あわせて読みたいたし算の筆算のやり方|くり上がりも図でわかるクローネ学園では、計算を「できるようになる」までていねいに指導しています。
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本記事の文章・図版の著作権はクローネ学園に帰属します。無断転載・複製・二次利用を禁じます。(執筆:横田 耕祐)
FAQ
よくある質問
ひき算の筆算はどの位から計算しますか?
一の位(いちばん右)から計算します。ひけないときに左の位から10をもらうので、たし算と同じく必ず右から進めます。左から先に計算するのではなく、計算は右から、もらうのは左から、と覚えましょう。
くり下がりとは何ですか?
一の位どうしでひけないとき、左の位(十の位)から10をもらって計算することをくり下がりといいます。10をあげた位の数は1へるので、その数を小さく書きなおしておくと安心です。
となりの位が0でくり下がりできないときはどうしますか?
十の位が0のときは、さらに左の百の位からもらいます。百の位から十の位へ10をあげて十の位を10にし、そこからさらに一の位へ10をあげます。順番にもらっていけば計算できます。
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