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【小学校低学年】ひき算の筆算のやり方|くり下がりも図でわかる

ひき算の筆算のやり方を、くり下がりなし・1回くり下がり・2回くり下がり・となりが0のときの4つに分けて図でやさしく解説。低学年でも読めるように手順を紹介。練習問題つき。

たのしくまなぼう。小学生のための、ひき算の筆算をやさしく学ぶレッスン。

この記事でわかること

  • くり下がりなしの筆算のやり方
  • 1回くり下がる・2回くり下がる筆算のやり方
  • となりの位が0のときの筆算のやり方
  • まちがえやすいポイントと、練習問題

ひき算の筆算は、くり下がりが出るとむずかしく感じます。でも、つまずく場所は「くり下がり」だけです。

筆算は、むずかしく考える必要はありません。まず手順を覚えて、何回もやってできるようにするのがいちばんの近道です。なぜそうなるのかは、あとから自然にわかってきます。図を見ながら、何回もやってみましょう。


まず覚える手順は「位をそろえて、右からひく」

ひき算の筆算で覚えることは2つだけです。

  1. 位をそろえてたてに書く
  2. 一の位(右)からひく

くり下がりがあっても、新しいことはありません。「ひけないときは左からもらう」がふえるだけです。まずはこの2つを手で覚えましょう。


くり下がりなしの筆算:右からそのままひくだけ

まずは、いちばんやさしい筆算です。上の数が下の数より大きければ、くり下がりはおきません。

48-23の筆算。一の位は8-3=5、十の位は4-2=2。くり下がりがなく、答えは25。

やりかたは、たったこれだけです。

  1. 一の位(みぎ)をひく。8-3=5
  2. 十の位をひく。4-2=2

みぎから、じゅんばんにひくだけ。答えは25です。


1回くり下がる筆算:ひけないときは、左の位から10をもらう

つぎは、一の位がひけない筆算です。ここがひき算の急所です。

52-27の筆算。一の位は2から7がひけないので、十の位から10をもらって12-7=5。10をあげた十の位は1へって4になり、4-2=2。答えは25。

やりかたは、こうです。

  1. 一の位は 2-7。2から7はひけない
  2. 十の位から 10をもらう。一の位は 2+10=12
  3. 12-7=5。一の位は5
  4. 10をあげた十の位は、1へって 4。4-2=2

答えは25です。

KRONE ポイント

10をあげた位は、数を小さく書きなおします。「5を4にした」を書かないと、十の位でまた5のままひいてしまいます。ひき算でいちばん多いまちがいが、これです。

2回くり下がる筆算:もらうのが続いても、やることは同じ

くり下がりが2回続いても、新しいことはありません。「ひけなければ、左からもらう」をくりかえすだけです。

423-158の筆算。一の位は3から8がひけず十の位から10をもらって13-8=5。十の位は1へって1になり、1からひけないので百の位からもらって11-5=6。百の位は3-1=2。答えは265。

やりかたは、こうです。

  1. 一の位 3-8 はひけない。十の位から 10をもらう
  2. 13-8=5。一の位は5。十の位は1へって1
  3. 十の位 1-5 はひけない。百の位から 10をもらう
  4. 11-5=6。十の位は6。百の位は1へって2
  5. 百の位 2-1=1

答えは265です。もらうのが続いても、じゅんばんに「ひけなければもらう、数を直す」をくりかえすだけです。


となりが0のとき:その左の位からもらう

いちばんむずかしく見えるのが、となりが0のときです。たとえば 304-167。一の位はひけないのに、となりの十の位は0。0はあげられません。

こんなときは、もう1つ左の百の位からもらいます

304-167の筆算。一の位4から7はひけず十の位は0でわたせない。百の位からもらって十の位を10にし、一の位へ10をあげて十の位は9になる。14-7=7、9-6=3、2-1=1。答えは137。

順番に見ていきましょう。

  1. 一の位 4-7 はひけない。十の位は0なので、そのままではあげられない
  2. 百の位からもらって、十の位を10にする
  3. その10から一の位へ10をあげる。一の位は 14、十の位は 9 にへる
  4. 14-7=7、9-6=3、百の位は 2-1=1

答えは137です。

同じ 304-167 を硬貨で見ると、もっとはっきりわかります。まず、304を両がえしていく様子です。

304の両がえの3段階。もとは100円玉3まい・1円玉4まい(十の位は0)。100円玉1まいを10円玉10まいにかえて100円玉2まい・10円玉10まい・1円玉4まい。さらに10円玉1まいを1円玉10まいにかえて100円玉2まい・10円玉9まい・1円玉14まい。これで167がひける。

両がえがおわった硬貨から、167をひきます。

304-167を硬貨で図解。100円玉を10円玉に、10円玉を1円玉に両がえすると、一の位は1円玉14まい・十の位は10円玉9まい・百の位は100円玉2まいになる。14-7=7、9-6=3、2-1=1で答えは137。

KRONE ポイント

0をまたぐくり下がりは、「百の位からもらった10を、十の位を通って一の位までまわす」とイメージしましょう。0のところは素通りせず、いったん10にしてから一の位へあげます。声に出すと、まちがえにくくなります。

ひき算の筆算でつまずく3つのポイント

つまずき①:10をあげたのに、左の位の数を直さない

10をあげたら、その位は1へります。小さく書きなおすを習慣にしましょう。

つまずき②:上から下を、勝手にひいてしまう

2-7 がひけないとき、つい 7-2=5 と上下を逆にしてしまう子がいます。ひき算は順番が大事。ひけないときは、必ず左から10をもらいます。

つまずき③:0のところで止まってしまう

となりが0だと「あげられない」と止まってしまいます。そんなときはもう1つ左の位からもらう。0は素通りせず、いったん10にします。


練習問題

図を思い出しながら、筆算でといてみましょう。答えはタップで開きます。

問題1 くり下がりなし 79-34

答えを見る

一の位 9-4=5、十の位 7-3=4。くり下がりはありません。

答え 45

問題2 1回くり下がり 63-28

答えを見る

一の位 3-8 はひけないので、十の位から10をもらって 13-8=5。 10をあげた十の位は1へって5。5-2=3。

答え 35

問題2の一の位3-8を硬貨で。3まいでは8まいわたせないので、十の位の10円玉1まいを1円玉10まいに両がえ。一の位は13まいになり13-8=5。答え35。

問題3 2回くり下がり 512-286

答えを見る

一の位 2-6 はひけず、十の位から10をもらって 12-6=6。 十の位は0になり 0-8 がひけないので、百の位から10をもらって 10-8=2。 10をあげた百の位は1へって4。4-2=2。

答え 226

問題3の一の位2-6を硬貨で。2まいでは6まいわたせないので、十の位の10円玉1まいを1円玉10まいに両がえ。一の位は12まいになり12-6=6。答え226。

問題4 となりが0 600-247

答えを見る

一の位 0-7 はひけない。十の位も0であげられない。 百の位から順にもらって、十の位を10にしてから一の位へ。 10-7=3、9-4=5、5-2=3。

答え 353

問題4の600の両がえを硬貨で。100円玉1まいを10円玉10まいに、10円玉1まいを1円玉10まいに両がえ。一の位10-7=3、十の位9-4=5、百の位5-2=3。答え353。

なぜそうするの?(もっと知りたい子へ)

ここまでの手順ができれば、ひき算の筆算はもうだいじょうぶです。ここからは「なぜそうなるのか」を知りたい子のための、おまけのお話です。読まなくても、計算はできます。お金でかんがえると、すっきりわかります。

なぜ「くり下がり」で10をもらえるの?

くり下がりは、お金の両がえで考えるとよくわかります。たとえば 52-27 の一の位を見てみましょう。

一の位は 2-7。1円玉が2まいしかないのに、7まいわたすことはできません。

そこで、十の位を見ます。十の位の「5」は、10円玉が5まいということ。

  • 10円玉を1まい、1円玉10まいに両がえします
  • すると一の位は、もとの1円玉2まい + 両がえした10まい = 1円玉12まい
  • これで 12-7=5 ができます
  • 両がえに使った10円玉は1まいへるので、十の位は 5→4

これが、くり下がりの正体です。「左の位(10円玉)から10をもらう」とは、10円玉1まいを1円玉10まいに両がえして、一の位にまわすことなのです。

10円玉1まいを1円玉10まいに両がえして一の位にまわす図。一の位がたりないときのくり下がりのしくみ。

KRONE ポイント

一度両がえして一の位にまわした10は、もう十の位へは返しません。だから「借りる」ではなく「もらう・あげる」と考えると、図とぴったり合います。10円玉1まいをわたした十の位は、その分だけ数が1へるのです。

となりが0のときは?

十の位が0、つまり10円玉が0まいだと、両がえできません。そんなときは、もう1つ左の**百の位(100円玉)**から両がえします。100円玉1まいを10円玉10まいにかえれば、十の位に10円玉ができます。あとは同じように、その10円玉を1円玉に両がえして一の位へまわせばよいのです。

100円玉1まいを10円玉10まいに両がえする図。となりの十の位が0のとき、もう1つ左の百の位から両がえするしくみ。

まとめ:手順を覚えて、何回もやればできる

ひき算の筆算は、次の手順を覚えて繰り返すだけです。

  1. 位をそろえてたてに書く
  2. 一の位(右)からひく
  3. ひけないときは、左の位から10をもらう(もらった位は数を小さく書きなおす

となりが0のときは、もう1つ左からもらいます。まずはこの手順どおりに、何回もやってみましょう。だんだん速く、正確にできるようになります。

たし算の筆算(くり上がり)も、手順は同じ流れです。あわせて読んでみてください。

あわせて読みたいたし算の筆算のやり方|くり上がりも図でわかる

クローネ学園では、計算を「できるようになる」までていねいに指導しています。

筆算は、毎日少しずつ繰り返すことで、速く正確にできるようになります。クローネらぼの筆算ドリルなら、くり下がりを書くマスもあり、紙とおなじ手順で何度でも練習できます。無料で使えます。

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本記事の文章・図版の著作権はクローネ学園に帰属します。無断転載・複製・二次利用を禁じます。(執筆:横田 耕祐)

FAQ

よくある質問

ひき算の筆算はどの位から計算しますか?

一の位(いちばん右)から計算します。ひけないときに左の位から10をもらうので、たし算と同じく必ず右から進めます。左から先に計算するのではなく、計算は右から、もらうのは左から、と覚えましょう。

くり下がりとは何ですか?

一の位どうしでひけないとき、左の位(十の位)から10をもらって計算することをくり下がりといいます。10をあげた位の数は1へるので、その数を小さく書きなおしておくと安心です。

となりの位が0でくり下がりできないときはどうしますか?

十の位が0のときは、さらに左の百の位からもらいます。百の位から十の位へ10をあげて十の位を10にし、そこからさらに一の位へ10をあげます。順番にもらっていけば計算できます。

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