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21学習法大学受験高松市

高松の子どもたちが、全国トップレベルで戦うために|地方からの大学受験で知っておきたい3つの視点

地方都市・高松から全国レベルの大学入試を目指すために、保護者が知っておきたい3つの視点を、高松市の学習塾クローネ学園が解説します。愛光中学校・ラ・サール中学校の合格実績から、地元基準と全国基準のちがい、入学後6年間の積み重ねの大切さを伝えます。

高松にお住まいのみなさんへ

「うちの子は地元では上位だけれど、全国で見たらどうなんだろう」——そんな漠然とした不安を感じたことはありませんか。この疑問には、実は明確な答えがあります。

地元基準と全国基準は、同じ「偏差値」でも意味が違う

中学受験の偏差値は、測定に使う模試の母集団によって水準が大きく異なります。地域密着型の模試は主に地元の受験者層を母集団とするのに対し、SAPIX や浜学園といった全国規模の大手進学塾の模試は、東大・京大・国公立医学部を目指す層を主な母集団としています。

同じ「偏差値」という数字でも、ものさしの目盛りがまったく違うのです。地元での順位だけを見ていると、全国レベルでの本当の立ち位置に気づかないまま時間が過ぎてしまうことがあります。まずこの構造を正しく理解することが、すべての出発点になります。


「地方私立校」愛光・ラ・サールが教えてくれること

ここで知っていただきたい、心強い事実があります。

愛媛県の愛光中学校、鹿児島県のラ・サール中学校。首都圏や関西の有名校と比べると、中学入試の時点での偏差値は決して「特別に高い」わけではありません。それでも両校は、東京大学・京都大学、そして難関の国公立大学医学部医学科への合格実績において、都会の名門校に匹敵する、あるいはそれを上回る結果を継続的に出し続けています。

この事実が示しているのは、地理的な距離や地元の教育資源の規模が、難関大学進学を阻む決定的な壁ではない、ということです。「地方だから」「都会から離れているから」全国トップレベルの大学を目指せない、というのは思い込みに過ぎません。


偏差値表で見る「入口」と「出口」

言葉だけでなく、実際のデータでも確認しておきます。以下は、中学入試の偏差値(SAPIX・浜学園)と、大学入試の偏差値(河合塾)を突き合わせた対応の目安です。

階層中学(偏差値・出典)対応する大学群(河合塾偏差値目安)
①最難関筑駒70(SAPIX) 開成68(SAPIX) 聖光学院66-67(SAPIX) 灘64(浜学園) 洛南・併願64(浜学園)東大理三/理一、京大医学部(70〜72.5)
②超難関渋幕64-65(SAPIX) 渋渋62-66(SAPIX) 西大和学園60-62(浜学園) 東大寺学園61(浜学園) 大阪星光学院59(浜学園) 甲陽学院59(浜学園)東大文系、京大、一橋大学(67.5)
③難関上位麻布59(SAPIX) 駒場東邦59(SAPIX) 海城59-61(SAPIX) 広尾学園58-62(SAPIX) 早稲田59-62(SAPIX) 洛南・専願58-62(浜学園) 六甲学院B58(浜学園) 函館ラ・サール57(浜学園)東京科学大、大阪大学、慶應理工・早稲田理工(65前後)
④難関栄光学園60(SAPIX) 慶應普通部58(SAPIX) 早実58(SAPIX) 慶應中等部58(SAPIX) 武蔵57(SAPIX) 本郷57-60(SAPIX) 神戸女学院57(浜学園) 久留米大附設56(浜学園) 高槻55-60(浜学園) 清風南海56-57(浜学園) ラ・サール鹿児島54(浜学園) 六甲学院A54(浜学園)名大・九大・北大、早慶主要学部(60〜65)
⑤上位早大学院56(SAPIX) 芝56(SAPIX) 巣鴨50-57(SAPIX) 攻玉社54-56(SAPIX) 本郷①53(SAPIX) 桐朋53(SAPIX) 広島学院53(浜学園) 愛光・本校52(浜学園)上智大学、ICU、MARCH上位学部、地方国公立上位(57〜62)
⑥中堅上位青山学院51(SAPIX) 世田谷学園52(SAPIX) サレジオ学院50(SAPIX) 逗子開成50(SAPIX) 立教新座50(SAPIX)MARCH中位、地方国公立中位(50〜55)

この「入口」の階層と、実際の大学合格実績という「出口」を比べると、興味深い差が見えてきます。

学校偏差値(SAPIX/浜学園)実際の進学実績の傾向
西大和学園60-62(浜学園)東大75-76名、京大31-63名、国公立医学部74-79名。②超難関の枠を超え、①最難関クラスに匹敵する出口実績
64(浜学園)東大・京大合計で学年の過半数が現役合格する年が多く、入口・出口とも①最難関で完全に整合
開成68(SAPIX)東大合格者数が例年全国トップ。入口・出口とも整合的
聖光学院66-67(SAPIX)現役で東大85人合格の実績あり。出口が入口をさらに上回るタイプ
東大寺学園61(浜学園)東大・京大・国公立医学部への進学者数が全国トップ級。②超難関クラスと整合
ラ・サール(鹿児島)54(浜学園)東大42名、京大8名、旧帝大+一工46名。入口(④難関相当)を大きく超え、③難関上位クラスの出口
愛光(本校)52(浜学園)東大・京大計17名、医学部医学科128名。医学部特化型。入口(⑤上位)相当だが、医学部進学では③④階層に匹敵
麻布・武蔵57-59(SAPIX)自由な校風で進路が分散、東大進学率は開成・聖光より低め。入口と出口がほぼ一致するタイプ

愛光やラ・サールは、中学入試の偏差値だけを見れば「⑤上位」「④難関」クラスです。それでも実際の大学合格実績は、③難関上位や、医学部進学に限れば①最難関に迫るところまで届いています。入口の偏差値と、出口の実績は必ずしも比例しない——このデータが、地方の子どもたちにとって何よりの励みになります。

ただし注意が必要なのは、この「入口より出口が上回る」傾向は、どの学校にも当てはまるわけではないという点です。表の麻布・武蔵のように入口と出口がほぼ一致する学校もあり、入口の偏差値だけを見て「うちの志望校もきっと出口が上回るはずだ」と期待するのは早計です。実際にどちらのタイプの学校なのかは、偏差値だけでなく、その学校の実際の大学合格実績を個別に調べて初めてわかることです。

ここで見落としがちなのが、「難関中学に合格できる学力があるのだから、大学もそれなりのレベルに届くはずだ」という考え方です。前半(合格できる学力の高さ)は正しいのですが、後半(その学力の高さがそのまま大学受験の結果に直結する)は、必ずしも正しくありません。愛光の入口偏差値(52・浜学園)だけを見れば、対応する大学群は上智・ICU・MARCH上位学部クラスです。しかし実際の出口は、東大・京大合わせて17名、医学部医学科128名と、③④階層(阪大・名大・九大や早慶主要学部クラス)に匹敵します。つまり「愛光に受かる学力があるから大学もMARCH相当」なのではなく、その学力を持つ子が、愛光で過ごす6年間でさらに学力を伸ばし、入口の想定を超える結果を出している、ということです。入学時点の学力の高さは、大学受験の結果を保証するものではありません。

出典:中学入試偏差値はSAPIX(首都圏・2026年4月発表/2027年入試予想)、浜学園(関西・2026年度第1回小6合否判定テスト)。大学入試偏差値は河合塾(2027年度入試用)。いずれも各社の公表データをもとに独自に集計・整理したものです。学校ごとの偏差値は年度・回・出典によって幅があり、また学部・学科・入試方式によっても大きく変動するため、あくまで目安としてご覧ください。


差を分けるのは、入学時の学力ではなく「6年間の積み重ね」

もう一つ、データが示す重要な事実があります。中学入試の偏差値が同じくらいの学校同士でも、その後の大学合格実績には明確な差が生まれています。

これは、入学した時点の学力だけで将来が決まるのではなく、中学・高校の6年間を通じて「全国基準を意識した学習」をどれだけ積み重ねられるかが、最終的な結果を左右するということです。逆に言えば、今の学力がどうであれ、これからの取り組み方次第で結果は大きく変えられる、ということでもあります。


ここまでは、中学受験を経て中高一貫校に進むルートを見てきました。ここからは、地元の公立高校を経て大学受験に挑むルートについて見ていきます。

高松高校の合格実績

「地元でナンバーワンの高松高校に入れれば十分」というイメージをお持ちの方も多いと思います。実際の大学合格実績を見てみましょう。

大学2023年度2024年度2025年度
東京大学2名2名
京都大学9名16名
東大+京大 計24名11名18名
大阪大学13名20名
神戸大学17名

(高松高校の大学合格実績をもとに作成。「ー」は非開示・未確認の項目)

現役・浪人の内訳まで分かる2024年度で見ると、東大2名・京大9名・大阪大学13名・北海道大学1名・東北大学1名・九州大学2名・一橋大学1名で、旧帝大・一橋大学クラスの合格者は合計29名、卒業生のおよそ1割にとどまります。東京大学の合格者数は例年1〜2名で安定している一方、京都大学は9名から16名へと年度による変動が大きく、その年に京大・阪大クラスへ何人届くかが、全体の実績を左右する傾向が見えます。

高松高校が香川県内で高い実績を持つ進学校であることは間違いありません。それでも、旧帝大・一橋大学クラスとなると、合格できるのは学年でも一部にとどまるのが実情です。「高松高校に入れば十分」ではなく、その先で全国基準の対策をどれだけ積み重ねられるかが、志望校を決める分かれ目になります。


高松高校の主戦場は「関関同立」

少し古い年度になりますが、2018年度(卒業生358名、国公立大学241名・私立大学428名はいずれも現役・浪人合計)の進学先を大学ごとに見ると、高松高校の実際の立ち位置がより具体的に見えてきます。

国公立大学(旧帝大+一工)

大学人数
東京大学7人
京都大学13人
大阪大学24人
九州大学8人
名古屋大学3人
北海道大学5人
東北大学1人
一橋大学1人
東京工業大学3人

地元・近隣の国公立大学

大学人数
香川大学33人
神戸大学14人
岡山大学19人
広島大学16人
徳島大学11人
愛媛大学6人
香川県立保健医療大学2人

このほか、お茶の水女子大・筑波大・東京外大・横浜国大・大阪市立大・大阪府立大・名古屋市立大・奈良女子大などにも合格者を出しています。私立では、早稲田30人・東京理科31人・慶應10人・上智6人という早慶上理の実績がある一方、同志社66人・立命館62人と、関西の私大2校だけで128人にのぼり、関西学院16人・関西18人を合わせた関関同立が、私立進学者数の中心を占めています。

こうして内訳を見ると、高松高校で単独の大学として一番人数が多い進学先は、東大・京大でも旧帝大でもなく、同志社大学66人・立命館大学62人です。関西学院(16人)・関西(18人)を合わせた関関同立全体では162人にのぼり、私立の進学先としては最大の集団になっています。国公立に絞っても、東大・京大をふくむ旧帝大+一工の合計65人に対し、香川大学(33人)・大阪大学(24人)・岡山大学(19人)・広島大学(16人)・神戸大学(14人)といった地元・近隣の国公立大学だけで101人と、こちらも旧帝大クラスを上回ります。

つまり高松高校は、「地方トップ校としては手堅く、関関同立と地元〜近隣国公立が主戦場」という位置づけの学校です。東大・京大や、さらに難易度の高い医学部を明確に狙うのであれば、学校の平均的なカリキュラムだけに頼らず、的を絞った対策を自分から積み上げていく必要がある——先ほどの旧帝大クラスが卒業生の1割程度にとどまるというデータと合わせて、同じ結論を裏づけています。


「公立トップ校」高松・北野・日比谷の比較

高松高校だけを見ていると気づきにくいことですが、同じ「地方の公立トップ校」でも、大阪の北野高校や東京の日比谷高校と並べると、進路のかたちがまったく違うことが見えてきます。2025年度の実績を比較します。

項目高松高校(香川)北野高校(大阪)日比谷高校(東京)
卒業生数302名312名309名
東京大学2名11名(現役4名)81名(現役65名)
京都大学16名106名(現役72名)9名(現役7名)
東大+京大 計18名117名90名
現役合格率(東大)不明約1.3%約21.0%
医学部医学科不明7名私立現役31名/浪人込み73名
旧帝大等(東大京大除く)阪大20・神大17など75名
早慶上理ICU34名(早慶のみ)58名増加傾向(詳細な合計値は要確認)
関関同立287名375名

(各校公表の大学合格実績をもとに作成。「不明」「ー」は非開示・未確認の項目)

この3校を並べると、進路の色がはっきり分かれます。日比谷高校は東大特化型で、卒業生の5人1人以上(現役合格率約21.0%)が現役で東大に合格する一方、京大へはあまり流れません。北野高校は京大特化型で、卒業生の3人1人以上(約34%)が京大に合格し、東大を狙える学力層をあえて京大に向かわせる関西特有の進路文化がうかがえます。それに対して高松高校は関関同立中心型で、東大・京大はごく少数にとどまり、大阪大学・神戸大学クラスの国公立よりもむしろ関関同立(287名)への進学が実績の中心です。旧帝大でも東大・京大でもなく、関西の私立大学に多くの生徒が進む——同じ「地方公立トップ校」でも、京大に多くの合格者を送り出す北野とは、まったく違う進路のかたちだとわかります。

同じ「公立トップ校」という括りでも、首都圏(東大一極集中)・関西(京大一極集中)・地方(旧帝大下位+関関同立が主戦場)という3つの異なるモデルが存在するということです。高松高校からさらに東大・京大クラスを狙うのであれば、学校のカリキュラムだけに頼らず、その先を見据えた戦略が必要になります。


合格した時点の学力が指しているのは、その先の大学ではない

ここまでのデータを、もう一度別の角度から見直してみます。

愛光の中学入試偏差値は 52(浜学園)。先ほどの対応表に当てはめれば、指している大学群は上智・ICU・MARCH 上位、関西でいえば関関同立の入口です。高松高校も同じで、合格した時点の学力が指す進学先は、実際の進学実績が示すとおり関関同立と地元・近隣の国公立が中心になります。

つまり、愛光合格も高松高校合格も、その時点では「関関同立の入口に立った」という意味だということです。合格は到達点ではありません。

それでも愛光からは東大・京大に 17 名、医学部医学科に 128 名が進みます。この差はどこで生まれるのか。入学後の 6 年間で、学校が生徒を引き上げているからです。愛光には、大学入試から逆算したカリキュラム、そこを目指すのが当たり前という空気、同じ方向を向いた仲間がそろっています。合格時点の学力が指す大学群を、6 年かけて超えていく装置が学校の中にあるということです。

ここで考えなければならないのは、地元の中学から公立高校へ進むルートです。このルートには、その引き上げ装置がありません。 同じ学力で合格しても、環境が自動的に伸ばしてくれる部分がない分、家庭と塾がその設計を担わなければ、合格時点が指していた水準のまま進むことになります。

高松高校に受かる勉強と、旧帝大・医学部に受かる勉強は別物

そしてもう一つ、より根本的な問題があります。県内基準で学力を測ると、目盛りが違うだけでなく、測っている能力そのものが違うということです。

香川県の公立高校入試は、出題範囲が限定され、問題の型もある程度読めます。学校の定期テスト対策の延長線上で、反復と網羅によって高得点に届きます。「習ったことを、取りこぼさずに、正確に速く処理する力」を測っているのです。

一方、旧帝大や医学部の入試で問われるのは、初めて見る問題を、限られた時間の中で、自分の手で最後まで解き切る力です。覚えた解法の型に当てはめるだけでは通用せず、なぜそうなるのかを自分で説明でき、その筋道を記述で伝えられる必要があります。

この二つは、量も質も別次元です。

まず量が違います。全国で戦う層は、中学受験の段階から毎日長時間の演習を積み、中学・高校でも問題集を何冊も解き切っていきます。県内基準で「うちの子はよく勉強している」と感じている量とは、絶対量が桁違いです。

そして質も違います。同じ時間を机に向かっても、処理の速さと正確さを鍛える勉強と、初見の問題に自分の手で立ち向かう勉強とでは、育つ力が別のものになります。

重要なのは、この二つが独立していないことです。質の高い勉強を、圧倒的な量で積むから届く。量だけ増やしても中身が処理訓練のままなら頭打ちになり、質を意識しても量が伴わなければ、手が自然に動くところまで到達しません。どちらか一方では届かないのです。

同じ道の先にゴールがあって、走る距離が違うだけではありません。走っている道そのものが違い、その上さらに走る距離も違う。だから県内の基準だけで測っていると、二重に見誤ることになります。

だから、小学生の段階から設計する

ここまでの話をつなぐと、答えは一つに絞られます。旧帝大・医学部を視野に入れるなら、小学生の段階から大学入試に照準を合わせた学習設計が必要だということです。

誤解のないように申し添えると、これは「小学生に大学入試の問題を解かせる」という意味ではありません。先取りの話でもありません。育てるべきは、自分の手で考えた経験です。

解法を教わって覚えるのではなく、手を動かして試行錯誤し、なぜその考え方でうまくいくのかを自分の言葉で説明できるところまで持っていく。この積み重ねが、初めて見る問題に向かう力の土台になります。中学受験の算数は、その訓練の場として非常に優れています。

県内の基準だけで「よくできている」と判断していると、この土台づくりに手をつけないまま時間が過ぎてしまいます。県内で上位にいることと、全国基準で戦える力が育っていることは、別の話なのです。


灘を目指す小学生は、小学生のうちから大学を見ている

ここで、全国トップ層の子どもたちが何を見ているかに触れておきます。

灘中学校や開成中学校を目指す小学生は、その先に何があるかを知ったうえで受験しています。灘に行けば東京大学や京都大学、国公立大学医学部が現実的な進路になる——その事実を知ったうえで、そこへ至る手段として中学受験を選んでいます。彼らにとって中学入試は、目的ではなく通過点です。

一方、高松で愛光や高松高校を目指す場合、その合格がゴールとして設定されていることが少なくありません。「愛光に受かること」「高松高校に入ること」が目標の最終地点になっているのです。だからこそ、合格した瞬間に張りつめていたものが緩みます。

同じ小学生が、同じように机に向かっていても、見ている先が6年違うのです。

この差は、そのまま量と質の差になって表れます。6年先を見ている子は、目先のテストで点を取ることよりも、その力が本当に使えるものになっているかを優先します。だから解法を丸暗記せず、なぜそうなるのかにこだわる。そして到達したい場所が具体的だからこそ、桁違いの量を積むことができます。

意志は、選択肢の地図を渡されたときに立ち上がる

ここまで見てくると、必要なものが何かがはっきりしてきます。本人の強い意志と、学習の道筋を明確に示す指導者です。

意志が要るのは、量の問題と直結しています。桁違いの量を何年も積み続けることは、外から強制されて続くものではありません。しかも地元にいる限り、周囲は「県内基準で十分」という空気に包まれています。その中で自分だけ違う基準で走り続けるには、本人の中に確かな理由が必要です。

ただし、この意志は放っておいて育つものではありません。選択肢の地図を渡されたときに立ち上がるものです。

灘を目指す小学生が強い意志を持てるのは、地図を持っているからです。どの学校がどこに繋がっていて、そこで何が待っているのか。それを知っているから、今やるべきことに意味を感じられます。逆に言えば、高松の子どもたちに足りないのは能力でも努力でもなく、この地図を渡されていないことなのかもしれません。愛光の先に何があるのか、高松高校の先に何が広がっているのか、どの道がどこへ続いているのか。それを知らないまま「地元で上位だから大丈夫」と走っているとすれば、あまりにもったいないことです。

そして指導者が要るのは、質の問題と直結しています。やる気のない子に解き方だけを教えても、身につくことはありません。まず学ぶ意欲があり、そこに技と道筋が渡されてはじめて力になります。今どの位置にいて、次に何を積むべきか——これは全国の基準を知っている人にしか示せません。県内の基準しか知らない指導者に「よくできている」と言われ続ければ、本人は正しく走っているつもりで、実は違う道を走ることになります。

家庭で学ぶ意欲の土台をつくり、指導者が選択肢の地図と学習の道筋を渡す。そこではじめて、6年先を見据えて走り続ける力が生まれます。


まとめ ── 私たちが大切にしていること

高松の子どもたちが全国レベルの大学入試で結果を出すために必要なことは、突き詰めると次の6つです。

  1. 地域基準ではなく、全国基準で今の立ち位置を正しく知ること
  2. 合格は到達点ではないと理解すること。愛光合格も高松高校合格も、その時点では関関同立の入口である
  3. 高校入試に向かう勉強と、旧帝大・医学部に向かう勉強は、量も質も別次元だと知ること。しかも両方が揃ってはじめて届く
  4. 中学受験を通過点として捉えること。灘を目指す小学生は、6年先の大学入試を見たうえで走っている
  5. 子どもに選択肢の地図を渡すこと。強い意志は、どの道がどこへ続くかを知ったときに立ち上がる
  6. 学ぶ意欲を土台に、全国基準で道筋を示す指導者のもとで、小学生の段階から設計を始めること

愛光やラ・サールの実績は、正しい設計を6年間続ければ、都市部の名門校の生徒たちと十分に競い合えることを裏付けています。地理的な距離は、乗り越えられる壁です。ただしそれは、地元の基準で「よくできている」と安心したままでは越えられない壁でもあります。


クローネ学園は、高松にいながら全国で戦える学力を育てるお手伝いをしたいと考えています。 高松市で大学受験・中学受験対策の学習塾をお探しの方はクローネ学園についてもあわせてご覧ください。無料体験・お問い合わせはこちらからどうぞ。

本記事の文章・図版の著作権はクローネ学園に帰属します。無断転載・複製・二次利用を禁じます。(執筆:横田 耕祐)

FAQ

よくある質問

地元の模試の偏差値と、全国規模の模試の偏差値は、なぜ同じ数字でも意味が違うのですか?

偏差値は、その模試を受けている母集団によって水準が変わります。地域密着型の模試は主に地元の受験者層が母集団であるのに対し、SAPIXや浜学園といった全国規模の大手進学塾の模試は、東大・京大・国公立医学部を目指す層が主な母集団です。同じ「偏差値60」でも、ものさしの目盛りがまったく違うため、地元での順位だけを見ていると、全国レベルでの本当の立ち位置に気づかないことがあります。

愛光中学校やラ・サール中学校の実績は、高松の子どもにとって何を示していますか?

愛媛の愛光中学校、鹿児島のラ・サール中学校は、中学入試時点の偏差値こそ首都圏・関西の有名校と比べて特別高いわけではありませんが、東京大学・京都大学、難関の国公立大学医学部医学科への合格実績では都会の名門校に匹敵、あるいはそれを上回る結果を継続的に出しています。地理的な距離や地元の教育資源の規模は、難関大学進学を阻む決定的な壁ではないということです。

大学合格実績の差を生む一番の要因は何ですか?

入学した時点の学力そのものではなく、中学・高校の6年間を通じて「全国基準を意識した学習」をどれだけ積み重ねられるかです。中学入試の偏差値が同じくらいの学校同士でも、その後の大学合格実績には明確な差が生まれています。今の学力がどうであれ、これからの取り組み方次第で結果は大きく変えられるということでもあります。

クローネ学園では、全国基準を意識した指導をどのように行っていますか?

高松にいながら全国で戦える学力を育てることを目標に、地域基準ではなく全国基準で今の立ち位置を正しく把握し、中学・高校の6年間を見据えた学習を継続できるよう指導しています。無料体験・お問い合わせはお気軽にご相談ください。

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