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8数学学習法

中1数学・正負の数を完全攻略する方法

「+と−が混ざると混乱する」という中1生へ。正負の数の加法・減法・乗法・除法を、つまずきやすいポイントとよくある間違いに絞ってわかりやすく解説します。

高松市の学習塾クローネ学園 — 中1数学・正負の数を加法・減法・乗法・除法から攻略する解説

この記事でわかること

「プラスとマイナスが混ざると,どっちの符号になるのか分からなくなる」という声を,中1生からよく聞きます。正負の数は中学数学のいちばん最初に習う単元ですが,ここでつまずくと,文字式・方程式・関数とその後すべてに影響します。逆に言えば,ここを完璧にすれば中学数学のスタートで大きくリードできます。

この記事では,正負の数をわかりやすく身につけるために,次のことを解説します。

  • 加法・減法・乗法・除法の符号ルール
  • 中1生がいちばん間違えやすいポイントと,その直し方
  • 毎日の練習で確実に定着させる方法

そしてもう一つ。計算の土台を作ったうえで,これからの時代に本当に伸ばすべき学力は何か——その視点も記事の最後でお伝えします。


正負の数とは

中学数学の出発点は「負の数」の導入です。小学校では 0 以上の数しか扱いませんでしたが,中学では数直線を左方向に拡張して,マイナスの世界を扱います。

3,  2,  1,  0,  +1,  +2,  +3\cdots -3,\; -2,\; -1,\; 0,\; +1,\; +2,\; +3 \cdots

数直線でイメージすると,「右に進む=足す」「左に進む=引く」という感覚がつかめます。正負の数の計算は,すべてこの数直線の上の移動として説明できます。

まずはカッコの外し方

正負の数の計算でつまずく人の多くは,(+4)+(+2)(+4)+(+2) のようにカッコと符号が並んだ形で手が止まります。先に計算してしまうのではなく,いったんカッコを外して,ふつうの式に直すのが第一歩です。

ルールはたった一つです。

カッコの前の符号中の符号を見て,同符号なら ++異符号なら - にしてカッコを外す。

実際に1段はさんで書いてみます。途中式を省かず,まずカッコを外してから計算します。

(+4)+(+2)=(+4)+2=+6(+4)+(+2)=(+4)+2=+6 (+5)+(2)=(+5)2=+3(+5)+(-2)=(+5)-2=+3 (+4)(+2)=(+4)2=+2(+4)-(+2)=(+4)-2=+2 (+5)(2)=(+5)+2=+7(+5)-(-2)=(+5)+2=+7

それぞれ,カッコの前と中の符号を見比べると次のようになっています。

もとの形前の符号 と 中の符号外したあと
+(+2)+(+2)同符号(+++++2+2
+(2)+(-2)異符号(++-2-2
(+2)-(+2)異符号(-++2-2
(2)-(-2)同符号(--+2+2

特に (2)=+2-(-2)=+2,つまりマイナスのマイナスはプラスになるところが,いちばん間違えやすいポイントです。まずはこの「カッコを外す1段」を必ず書く習慣をつけると,その後の計算でミスが激減します。

練習問題でたしかめよう

加法も減法も,やることは同じです。まずカッコを外して,ふつうの式に直してから計算する。これだけで足し算も引き算も一本道で解けます。次の問題を,いきなり答えを書かず,必ず「カッコを外す1段」をはさんで解いてみてください。

  1. (+6)+(+3)(+6)+(+3)
  2. (+7)+(4)(+7)+(-4)
  3. (+5)(+8)(+5)-(+8)
  4. (3)(9)(-3)-(-9)
  5. (6)+(2)(5)(-6)+(-2)-(-5)

解説

第1問 カッコの前も中も ++(同符号)なので,外すと +3+3

(+6)+(+3)=(+6)+3=+9(+6)+(+3)=(+6)+3=+9

第2問 前が ++・中が -(異符号)なので,外すと 4-46+36+3 のときと違い,77 から 44 を引いて +3+3 になります。

(+7)+(4)=(+7)4=+3(+7)+(-4)=(+7)-4=+3

第3問 前が -・中が ++(異符号)なので,外すと 8-855 から 88 は引けないので,答えはマイナスへ。85=38-5=3 に符号 - をつけて 3-3

(+5)(+8)=(+5)8=3(+5)-(+8)=(+5)-8=-3

第4問 前も中も -(同符号)なので,外すと +9+9マイナスのマイナスはプラスの形です。

(3)(9)=(3)+9=+6(-3)-(-9)=(-3)+9=+6

第5問 カッコが2つあっても,ひとつずつ同じルールで外すだけです。+(2)+(-2)2-2(5)-(-5)+5+5

(6)+(2)(5)=62+5=3(-6)+(-2)-(-5)=-6-2+5=-3

すべて「カッコを外す → 計算する」の2手で解けたはずです。最初のうちは,たとえ簡単に見える問題でも必ずカッコを外す1段を書くこと。これを徹底すると,符号のミスがほとんどなくなります。

乗法・除法

乗法と除法は符号のルールが共通です。

計算結果の符号
(+)×(+)(+) \times (+)++
()×()(-) \times (-)++
(+)×()(+) \times (-)-
()×(+)(-) \times (+)-
(3)×(4)=+12,(+15)÷(3)=5(-3) \times (-4) = +12, \quad (+15) \div (-3) = -5

覚え方:同符号 → 正,異符号 → 負。除法も同じ。

加法・減法と違って,乗法・除法は符号だけ別に決めて,あとは数どうしを計算すればよいので,実はこちらのほうがルールはシンプルです。

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絶対値とは

数直線上での原点(0)からの距離を絶対値といいます。

+7=7,7=7,0=0|+7| = 7, \quad |-7| = 7, \quad |0| = 0

ここで「絶対値は符号を取り去った数」とだけ覚えてしまうのは,おすすめしません。それは結果であって,意味ではないからです。絶対値の本当の中身は,次のように決まっています。

中身が正のとき → そのまま(×1\times 1中身が負のとき → 符号を反対にする(×(1)\times(-1)

実際に書いてみると,こうなります。

+7=(+7)×1=7|+7| = (+7)\times 1 = 7 7=(7)×(1)=7|-7| = (-7)\times(-1) = 7

中身が負のときは 1-1 を掛けて符号を反転させる。その結果として,符号を取り去ったような形になるだけです。「符号を消す」のではなく「負なら 1-1 を掛ける」と理解しておくことが大切です。

なぜそこまで正確に覚えるのか

「符号を取るだけ」で済ませると,高校数学でつまずきます。高校では x|x| のように中身が文字になり,xx が正か負かで場合分けして外す必要が出てきます。

x={x(x0)x(x<0)|x| = \begin{cases} x & (x \geq 0) \\ -x & (x < 0) \end{cases}

x<0x<0 のとき x=x|x|=-x,つまりマイナスをつけて外す——ここで「絶対値は符号を取るだけ」と覚えていた人は,x-x が正の数になることが理解できず混乱します。中1のうちから「負のときは ×(1)\times(-1)」という正確な意味でとらえておくと,高校でそのままつながります。

なお,異符号の加法で使う「絶対値の大きいほう」という考え方も,ここを理解しておくとスムーズです。

まとめ

演算ポイント
カッコを外す前と中が同符号→++,異符号→-(2)=+2-(-2)=+2
加法(同符号)絶対値を足す
加法(異符号)絶対値の差,大きい符号
減法引く数の符号を逆にして加法
乗除同符号→正,異符号→負

正負の数は,中学数学すべての土台になる単元です。最初につまずいたまま進むと,文字式や方程式でも同じミスを繰り返してしまいます。逆に,ここを完璧にしておけば,その後の計算が一気にラクになります。

クローネ学園が運営するクローネらぼの計算ドリルなら,登録不要・無料で正負の数を毎日練習できます。1日10問を目安に2週間続ければ,符号のミスがなくなり,スラスラ解けるようになります。

正負の数でつまずいている,もっと先取りしたいという中学生は,クローネ学園の無料体験でご相談ください。一人ひとりの理解度に合わせて,つまずきの原因から丁寧に指導します。高松市で中学生向けの学習塾をお探しの方は高松市の中学生向け学習塾もご覧ください。

なお,計算そのものはAIや無料ドリルで土台を作れる時代になりました。では,これからの子どもたちが本当に伸ばすべき学力は何か——その視点はAI時代に高松の子どもたちが伸ばすべき学力でくわしくお伝えしています。

本記事の文章・図版の著作権はクローネ学園に帰属します。無断転載・複製・二次利用を禁じます。(執筆:横田 耕祐)

FAQ

よくある質問

正負の数の加法・減法でいちばん間違えやすいのはどこですか?

カッコの外し方です。カッコの前の符号と中の符号を見て、同符号なら+、異符号なら−にして外します。特に −(−2)=+2 のように、マイナスのマイナスがプラスになるところでミスが起きやすいです。先にカッコを外してふつうの式に直してから計算する習慣をつけると定着します。

減法(引き算)が苦手です。どうすればいいですか?

減法も加法も、やることは同じです。まずカッコを外してふつうの式に直してから計算します。例えば (+5)−(+8) は (+5)−8=−3、(−3)−(−9) は (−3)+9=+6 のように、カッコを外す1段を必ず書くことがコツです。

乗法・除法の符号ルールを簡単に覚える方法は?

「同符号どうしは正、異符号どうしは負」この一言だけ覚えれば十分です。掛け算も割り算も同じルールが適用されます。

正負の数はどのくらい練習すれば身につきますか?

1日10問を目安に、2週間続ければスラスラ解けるようになります。正負の数は中学数学すべての土台になるため、最初に時間をかけて完璧にしておく価値があります。クローネ学園では無料の計算ドリルで毎日練習できます。

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