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11学習法クローネらぼ

記憶力を鍛える無料ゲームをクローネらぼに追加|暗記は勉強の土台

遊びの延長で記憶力を鍛える無料ゲームを、高松市の学習塾クローネ学園のクローネらぼに追加しました。暗記は勉強の土台。記憶力は毎日少しずつ続けることで鍛えられます。なぜ暗記が学力の基礎なのか、記憶力の鍛え方とあわせて解説します。

高松市の学習塾クローネ学園 — クローネらぼに記憶力を鍛える無料ゲームを追加。暗記を土台に学力を育てる

この記事でわかること

無料学習ドリル「クローネらぼ」に、遊びの延長で記憶力を鍛えられる新しいゲームを2つ追加しました。神経衰弱とフラッシュ暗記です。なぜ記憶力のトレーニングを用意したのか。その理由をお話しする前に、まず「暗記」と学力の関係から整理させてください。

「うちの子、考える力をつけてほしい」「応用問題が解けるようになってほしい」という声をよく聞きます。その気持ちはよく分かります。ただ、考える力も応用力も、いきなり身につくものではありません。その手前に、必ず必要なものがあります。暗記です。

暗記と聞くと「丸暗記は良くない」「これからはAIの時代だから覚える必要はない」と思われるかもしれません。しかし、覚えていないものは考えることも使うこともできません。暗記は、すべての学習の入り口です。この記事では、次のことを解説します。

  • 勉強の基礎である「インプットとアウトプット」とは何か
  • なぜ暗記ができないと何も始まらないのか
  • 覚える力(記憶力)を子どものうちから鍛える方法
  • クローネ学園が記憶トレーニングを用意した理由

勉強の基礎は「インプット」と「アウトプット」

勉強は、突き詰めるとたった2つの作業でできています。インプットとアウトプットです。

インプットは、知識を頭に入れること。漢字を覚える、用語を覚える、英単語を覚える、公式を覚える。これがすべて暗記です。アウトプットは、入れた知識を取り出して使うこと。問題を解く、説明する、書く、応用する。テストで力を発揮するのは、このアウトプットの場面です。

作業内容具体例
インプット知識を頭に入れる(暗記)漢字・用語・英単語・公式を覚える
アウトプット知識を取り出して使う問題を解く・説明する・応用する

多くの人が「アウトプットが大事だ」と言います。それは正しいのですが、見落とされがちな前提があります。アウトプットは、インプットがあって初めて成り立つということです。


暗記ができないと、何も始まらない

ここがこの記事で一番伝えたいところです。覚えていないものは、思い出すことも、使うことも、応用することもできません。

考えてみてください。九九を覚えていない子に、割合の文章題は解けません。漢字を覚えていない子は、文章を読むこと自体でつまずきます。英単語を知らない子に、英語の長文は読めません。「考える力」「応用力」という言葉は魅力的ですが、その土台には必ず、覚えた知識の蓄積があります。

知識ゼロの状態で「考えなさい」と言われても、考える材料がない。暗記とは、考えるための材料を頭の中にそろえる作業です。

つまり、暗記は「考える力の反対」ではありません。暗記は、考える力の出発点です。覚えた知識が多いほど、それらを組み合わせて考えられることも増えていきます。暗記ができないと何もできない、というのは脅しではなく、学習の順番として事実なのです。

AIが何でも答えてくれる時代でも、これは変わりません。自分の頭に何も入っていなければ、AIの答えが正しいかどうかすら判断できません。覚えるべきことを覚えた人だけが、その先で「考える」「使いこなす」段階に進めます。


「覚える力」は鍛えられる

では、暗記が苦手な子はどうすればいいのでしょうか。ここで大事なのは、暗記の中身(漢字や英単語)を詰め込む前に、覚える力そのものを鍛えるという発想です。

記憶には、見たものを一時的に保つ力(短期記憶・ワーキングメモリ)と、それを長く保つ力(長期記憶)があります。このうち短期記憶は、筋肉と同じように、使うほど鍛えられることが分かっています。覚える力が育っていれば、学年が上がって暗記量が増えても対応できます。逆に、覚える力が弱いまま暗記量だけが増えると、子どもは「覚えられない」という苦手意識を持ってしまいます。

だから順番が大切です。低学年のうちは、漢字や用語を無理に詰め込むより、まず覚える力そのものを遊びの中で育てるほうが向いています。


短期記憶は「宿題」、長期記憶は「テスト」を支える

覚える力には2つの種類があり、それぞれ子どもの勉強の別の場面を支えています。ここを分けて考えると、つまずきの正体が見えてきます。

短期記憶は、いま見たこと・聞いたことを一時的に頭に置いておく力です。これが弱いと、宿題すらスムーズに進みません。問題文を読んでいる途中で前半の条件を忘れる、先生に言われたやり方を覚えていられない、計算の途中の数を頭に保てない。「宿題に時間がかかる」「すぐ手が止まる」という子の多くは、やる気ではなく短期記憶でつまずいています。

長期記憶は、覚えたことを日をまたいで保つ力です。これが弱いと、テストで点が取れません。前の日にできた漢字を当日に忘れる、覚えたはずの用語が出てこない。テストは「今日覚えたこと」ではなく「これまで覚えてきたこと」を問う場ですから、長期記憶が点数に直結します。

記憶の種類はたらき弱いとどうなるか
短期記憶いま見たことを一時的に保つ宿題が進まない・手が止まる
長期記憶覚えたことを日をまたいで保つテストで点が取れない

つまり、宿題でつまずく子とテストでつまずく子では、鍛えるべき力が違います。そしてどちらも、後で説明する方法で鍛えられます。


記憶力は、毎日やらないと鍛えられない

ここで一番お伝えしたいことがあります。記憶力は、毎日やらないと鍛えられません。一度や二度がんばっても、ほとんど変わらないのです。理由は、人が覚えた直後からどんどん忘れていく生き物だからです。これはエビングハウスの忘却曲線として知られています。記憶率は

R=etSR = e^{-\frac{t}{S}}

の速度で下がっていきます(RR:記憶率、tt:経過時間、SS:記憶の強度)。

数式だけだとイメージしにくいので、グラフで見てみましょう。

エビングハウスの忘却曲線のグラフ。復習しないと記憶率は1日で約4割まで急降下しほぼ0に近づくが、1日後・3日後・6日後と間隔をあけて復習するたびに記憶率が100%に戻り、繰り返すほど忘れる速度がゆるやかになる様子を示している。

グレーの点線が、一度覚えたきり復習しなかった場合です。覚えた翌日にはもう半分近くまで落ち、放っておくとほぼ0に近づいていきます。一方の金色の線は、1日後・3日後・6日後と間隔をあけて復習した場合です。復習のたびに記憶率が戻り、しかも線の傾きがだんだんゆるやかになっていきます。つまり、繰り返すほど忘れにくくなるのです。

一度覚えただけの知識は、放っておけばすぐに抜けていきます。これは子どもの能力の問題ではなく、人間の脳の仕組みです。だから「一度で覚えきる」のではなく、「忘れた頃にもう一度思い出す」を繰り返すことが効きます。覚えた翌日、数日後、一週間後と間隔をあけて思い出すたびに、忘れる速度はゆるやかになっていきます。

そして、この「思い出す」という行為そのものが、記憶を強くします。見て覚えるだけでなく、隠して思い出す。テスト勉強で問題集を解くのが効果的なのは、まさにこの「思い出す練習」だからです。

つまり記憶力は、筋肉と同じです。毎日少しずつ使い続けてこそ強くなり、間があけば元に戻ります。週に一度まとめてやるより、毎日数分のほうが効くのです。


遊びの延長で記憶力を鍛える(クローネらぼに新登場)

クローネ学園が記憶トレーニングのドリルを作ったのは、まさにこの「覚える力を先に鍛える」「思い出す練習を繰り返す」を、子どもが楽しく続けられる形にしたかったからです。無料の学習ドリル「クローネらぼ」に、2つの記憶トレーニングを用意しています。

  • きおくトレーニング(神経衰弱):同じカードのペアを探す遊びで、カードの場所と中身を一時的に覚えておく力(ワーキングメモリ)を鍛えます。
  • フラッシュあんき:カードを数秒だけ見せて隠し、「さっき何があったか」を思い出して答えます。見て覚えて思い出す、テスト勉強と同じ「思い出す力」を育てます。

この2つはまず短期記憶、つまり「宿題を支える力」を鍛えます。そして毎日続けて間隔をあけて繰り返すことが、覚えたことを日をまたいで保つ長期記憶、つまり「テストを支える力」につながっていきます。絵あわせモードなら読み書きがまだの未就学のお子さんから遊べます。さらに漢字モード・英単語モードを選べば、覚える力を鍛えながら、そのまま漢字や英単語の暗記にもつながります。覚える力という土台を育てつつ、教科の知識も自然と積み上がる。この2階建ての設計が、私たちのこだわりです。

大切なのは、これが勉強ではなく遊びの延長で取り組めることです。「勉強しなさい」と言われると身構える子も、ゲームなら自分から手を伸ばします。その遊びの中で、知らないうちに記憶力が鍛えられている。これが続けやすさにつながります。

そしてもう一つ、記憶力は毎日続けないと鍛えられないということも、はっきりお伝えしておきたい点です。記憶力は筋肉と同じで、一度や二度やっただけでは変わりません。毎日少しずつ使い続けることで、少しずつ強くなっていきます。逆に、間があくと元に戻ってしまいます。だからこそ「毎日続けたくなる遊び」の形にしたのです。昨日より少ない回数でそろえられた、昨日より多く思い出せた。そうした小さな変化が毎日積み重なると、「覚えるのが得意」という自信が育ちます。広告なし・登録なしで今日から使えるので、まずは毎日の習慣として気軽に試してみてください。


まとめ

  • 勉強の基礎はインプット(暗記)とアウトプット(使う)の2つ
  • アウトプットはインプットがあって初めて成り立つ。覚えていないものは使えない
  • 暗記は考える力の反対ではなく、考えるための材料をそろえる出発点
  • 短期記憶が弱いと宿題が進まず、長期記憶が弱いとテストで点が取れない
  • 低学年のうちは、暗記の中身より「覚える力そのもの」を遊びで鍛えるのが効く
  • 人は忘れる生き物。間隔をあけて「思い出す」を繰り返すと記憶は強くなる
  • 記憶力は筋肉と同じ。遊びの延長で毎日続けてこそ鍛えられる
  • クローネらぼに記憶力を鍛える無料ゲーム(神経衰弱・フラッシュ暗記)を追加した

クローネ学園では、暗記という土台から学力を積み上げる指導を行っています。
無料体験・お問い合わせはこちらからどうぞ。クローネらぼのきおくトレーニングフラッシュあんきも無料でお試しいただけます。

本記事の文章・図版の著作権はクローネ学園に帰属します。無断転載・複製・二次利用を禁じます。(執筆:横田 耕祐)

FAQ

よくある質問

暗記が苦手な子は、まず何から始めればいいですか?

いきなり大量に覚えようとせず、覚える力そのものを少しずつ鍛えることから始めるのがおすすめです。短時間の記憶ゲームで「見て覚えて思い出す」練習を毎日続けると、記憶を出し入れする力が育ちます。クローネらぼでは未就学から使える記憶トレーニングを無料で提供しています。

暗記とアウトプット、どちらが大切ですか?

どちらも大切ですが、順番があります。アウトプット(思い出す・使う)は、頭の中に覚えた知識があって初めて成り立ちます。覚えていないものは思い出せません。だからまず暗記というインプットで持ち札を増やし、そのうえでアウトプットで定着させるのが効果的です。

覚えてもすぐ忘れてしまいます。どうすればいいですか?

一度で覚えきろうとしないことです。人は覚えた直後から急速に忘れていきます。翌日・数日後・一週間後と間隔をあけて繰り返すと、忘れる速度がゆるやかになります。思い出す練習を繰り返すこと自体が、記憶を強くします。

宿題に時間がかかる子と、テストで点が取れない子は、原因が違いますか?

原因が違うことが多いです。宿題が進まない子は、いま見たことを一時的に保つ短期記憶でつまずいている場合があります。テストで点が取れない子は、覚えたことを日をまたいで保つ長期記憶が弱いことが考えられます。短期記憶は記憶ゲームで、長期記憶は間隔をあけた繰り返しで、それぞれ鍛えられます。

低学年から暗記の練習をさせても大丈夫ですか?

問題ありません。低学年のうちは漢字や用語を詰め込むより、神経衰弱やフラッシュ暗記のような遊びで「覚える力」そのものを育てるのが向いています。覚える力が育っていれば、学年が上がって暗記量が増えても対応できます。

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